rick clunn来年の夏に70歳を迎えるバスプロ「Rick Clunn」USバスマスターのサイトで面白い記事がアップされているので、要点翻訳紹介です。記事内容は「Is Rick Clunn done? =もうリッククランは終わり?」と題してリックが最近のバスフィッシングシーンについて述べているアーティクルです。(今期のリックは最悪の成績だった)


オリジナル クランクベイターの飽くなき挑戦と進化

©bassblaster.bassgold.com

Rick Clunnとは?・・・1946年生まれ。米テキサス州出身。1974年からバスプロとして活躍し40年以上のキャリアを持つ。彼の試合で釣り上げた魚の総重量は実に6000キログラム以上。32回のクラシックにクオリファイした。彼の得意とするスタイルはクランクベイト。そんな彼にも去年から異変が起きている、今年の成績は50位以内にランクできたのも一回のみと絶不調だった。彼と同い年で Dave Smith氏が現役で選手生活を続けている。


ゲームをつくれ!

Rick-Clunn-70-3ここ最近のバスアングラーに言いたい事がある。ここ最近のアングラーは殆どがローカルアングラーからの手助けを借りている。30年以上前のトーナメントではこれらの”カンニング行為”は誰もしていなかった。自分の魚は自分で探す~ 話は戻るがバスマスターで恒例となったトーナメント会場の Bull Shoals や Table Rock や Toledo Bend は昔からトーナメントは盛んだった。ただここ最近は様変わりした。理由は最近の高精度なGPS魚探の登場によってだ。あれらのマシンを使っているヤツ等は薬中だ。GPSがヤクだとしたらメーカーはドラッグディーラーだ。バス業界も汚染されたもんだぜ。言っておくが俺はあんなモノは使わないし、地元アングラーの手助けも借りないぜ。ゲームは自分で作るんだ。ただ最近は自分自身にも葛藤があった、それが成績不調の理由さ。


不利益な情報競争トーナメント

Rick-Clunn-70-3IT技術やデジタルツールの発展は凄いもんさ。色んな人と情報を共有できるからね。例えば30箇所の良いボートドックがそこにあったとする。自分自身でプラクティス(練習)をすれば3箇所のボートドックを発見し30尾の魚を釣る。これがむかしは普通だった。しかし最近では彼等は10%の時間で30箇所以上ものボートドックを発見して、残りの90%はルアーの調整に時間を費やせるようになった。そしてトーナメントの当日、私は5箇所の本命のボートドックのみで釣りをする。同時に各ボートドックには5人の選手が付いている。これらの選手と釣果もシェアしなければならない。彼等は既に50箇所、いや60箇所以上のボートドックの情報を持っている。これが現実。ゲームの流れがまったく変わってしまったんだ。私は1974年に勤めていたコンピューターの会社を退社して、バスプロになった。コンピューターは嫌いだ。続く…“I couldn’t do it if I didn’t love it,” Clunn said. “I don’t love a lot of the off-the-water stuff. But once I’m on the water, it’s as magical as it has ever been.”

special thanks 2 bassmaster.com


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