オーバーホール で受付けしました アブ モラム ウルトラマグAE74 ブラック です。自分でオーバーホールをしてから 調子が悪く ハンドルが逆転してしまうそうです… メンテナンスを受け付けてくれる業者がないとの事で承りました。自身でオーバーホールしてから 調子が悪い… 近所に釣具店が無い… このような ケースでお困りの方は お問い合わせ ください。ムサシオーバーホール 事業部ではスペアパーツも 豊富に在庫があります。
アブ・モラムのクラッチ交換で不安を解消!1日でできる手順とは?
ギア用オイル&グリス、通常ベアリング用 オイル、ワンウェイクラッチ用グリス 補充完了!その他…医療用超音波洗浄機まで完備しております。
まずは オープン です。こちらの リール は元祖リールのチューニングメーカー ZPI社が ファクトリーチューンした限定モノです。最近になってこれらのリールにかなりの プレミアムプライス が付いております。韓国や中国のディーラーも探しているモデルです。古き良き時代の産物という事でしょうか?
スプールを抜きたいのですが シャーピン が曲がったまま インストール されているので抜けません汗。
レベルワインド内の ベアリング も錆びて ロック されておりました。リールは使わなくても 湿気等でベアリングは錆びてしまいます。これぐらいの見た目、車 や バイク でしたら普通ですが リール の場合は繊細なので かなり酷いレベルです。錆害に関しては こちら にて纏めていますので参考ください。
ベアリングインストーラー 治具SST(スペシャルツール)
ハンドル逆転の異常は インスタントアンチリバース ローラー クラッチ(ローラークラッチ/ワンウェイクラッチベアリング) にありました。まずは ベアリングを抜きたい所ですが アブ アンバサダー モラム はベアリングが圧入されているので 写真の様にソケットをあてて ハンマー等で絶対に叩いてはいけません (過去の経験から) ベアリングとボディが錆びで固着しており ボディ が変形してしまう可能性があります。プレミアムリールが一瞬で壊れてしまいます。
写真のような スペシャルツール(非売品) を使用します。エンジンのクランクを引き込む道具と同じで ベアリングの スリーブ中心 に圧をかけてゆっくり引くものですので ボディ には一切 負担がかかりません。他にも カルコン や コンクエスト等 といった リベットで受けが固定されている アルミボディ には マストツール です。
裏側からセットしまして…
ボディ の枠には力をかけないで 引き抜きます。*写真は一部 省略 🙂
抜けました!
写真では分かり難いですが 左上 の インスタントアンチリバース ローラー クラッチ(ローラークラッチ/ワンウェイクラッチベアリング) のニードルが数本ありません。右が 新しいモノ です。こちら で購入できます。
オーバーホールの基本ステップは以下の通りです:①完全バラ ②完全洗浄 ③完全磨き上げ が基本です。[展開図]
各部の動作も異常は無しです。
最後は梱包を済ませて完成です。今回の代金は 5,000円+ベアリング代金 でした。リールのオーバーホール&メンテナンス、修理チューンはお任せください。リールは大切に!修理オーバーホールの申し込みは こちら からお願いします。