オーバーホール で受付けしました シマノ 01 ステラ FW3000S (01545) です。ハンドルを回転するとシャリ音が発生するそうです。また 誤ってネジを切り落としてしまったそうです。自身でオーバーホールしてから 調子が悪い… 近所に釣具店が無い… このような ケースでお困りの方は お問い合わせ ください。ムサシオーバーホール 事業部ではスペアパーツも 豊富に在庫があります。


シマノ01ステラFW3000Sのオーバーホール完全ガイド

ギア用オイル&グリス、通常ベアリング用 オイル、ワンウェイクラッチ用グリス 補充完了!その他…医療用超音波洗浄機まで完備しております。


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まずは誤ってネジ切ってしまった ボルト救出 とパーツを製作します。リールのパーツはアルミ製 のモノが使われていたりと ネジを回す方向を間違えると直ぐに折れてしまいます。今回もいつもと同じで 廃盤パーツ で発注ができませんでした。よくありますね~


今回の 折れてしまった 部品番号39番 アーム固定ボルト です。あたり前ですが 機械と溶剤 を使わない限り 救出はかなり難しいですね。


今回も 魔改造フライス盤 に セット からの 折れたボルト を除去します。


アルミ ですので直ぐに削れます。そして折れた ボルト を救出。


ボルト製作

次に折れた 段付きボルト を製作します。4mm径のスプリングパイプを加工します。ネジ径は ヘックスボルト 3mm の 段付き部分は 3.84mm でした。また磨耗しており ガタ付きも酷かったので 0.1m程 厚くしました。


完成!突っ切りバイトで切断するのはやめて テーパ もつけました。これで締め込みの調整も可能です。一応、当店は ①旋盤 ②フライス ③機械精密加工 ④各溶接 技能検定手前 まではやってます😆


さぁ~ バラします。


結構な 錆び汚れが堆積しておりますね。これでは先が不安です涙


ローラークラッチ(ワンウェイ) も分解します。


洗浄 と クリーニング です。そして 再度の オイルコーティング です。


オーバーホールの基本ステップは以下の通りです:①完全バラ ②完全洗浄 ③完全磨き上げ が基本です。[展開図]



クリアランス調整

シマノ ステラ 2500S-J オーバーホール修理値段今回は ベアリング を新品に変えるので ベアリング公差(はめあい) なる調整を行います。これは ステラ や ヴァンキッシュ 等の スピニングリール には 傘歯車 が 使用されており 密接精度 が高く 調整が しっかりとなされているので 新しい ベアリング を入れると フィーリング や ギア圧 が変わってしまいます。また 古いグリス(垢)を落とすという事は 痩せてしまう という表現でもいいかもしれません。最終的なシム調整幅は 0.1~0.5mm にて 行っています。俗にいう バックラッシュ の調整です。


シマノ 07 ステラ 2500 オーバーホールメンテナンス写真今回入れる(前回はいっていた) ベアリング幅 4.00mm に対して 実測は 3.99~3.98mm 幅 なので サイドベアリングを2つ交換した場合は 0.3mm位の クリアランス が発生します。この調整をしないで リール を組み上げた場合は ギア に 古い跡 と 新しい跡 がついてしまい おかしな フィーリング になってしまいます。(キリキリ鳴ったり、途中、ガッコンと落ちます) また新しい ギア を入れる作業も同等の 調整 が必要となってきます。


ベアリングは2種類のオイルで洗浄です。回転の調子を整えます。


こちらの 調整 もかなり重要ですね。


ギアに傷が入ってしまっているので グリス に テフロン剤 も混ぜて強めに締め上げます。


なんとか 復活 できました。


そして完了です。最後に全体的な調整を済ませて完成です。今回の代金は 6,000円+ベアリング代金 でした。リールのオーバーホール&メンテナンス、修理チューンはお任せください。リールは大切に!修理オーバーホールの申し込みは こちら からお願いします。