今回は 20年以上も愛用している名竿 DAIKO ダイコー 大丸工業株式会社 PRO FIELD 石鯛 580 和竿本調子 (700689) の レストア(再生修正改造)を行います。以前に フィッシングショー で当店を見かけてくれたそうです。この釣り竿は墓場まで持って行きたいとの事で しっかりとレストアして欲しいとのリクエスト。全体的な作業としまして 俺塗装で失敗した塗装を剥がして再塗装、そしてガイドのバランス取り(センター割り) となります。ムサシロッド リペア&カスタムズ では あなたのロッドを希望通りに 修理カスタム 致します。ロッド釣竿 に関する ご相談 お見積もりは こちらから お問い合わせ ください。


ガイドセンター出し&竹パターン塗装!ダイコー プロフィールド石鯛 580 フルリメイク

ダイコー(DAIKO) とは?・・・ かつて大手商社・大丸興業の釣具部門 が展開していた、日本の名門フィッシングロッドブランドです。1975年にダイコーブランドとしての本格的な国内販売を開始し、高い技術力と優れたコストパフォーマンスで人気を博しました。特に、竿にトルクが求められる石鯛モデルや、高弾性テクニカルロッドを必要とされる バスフィッシングの分野で 根強い支持を獲得。2014年に釣具事業からの完全撤退を発表しました。なお、大分県にある釣竿の製造工場は現在も稼働しており、国内では人気ブランド DRT社など一部ブランドの OEMロッド生産等にも採用されています。


下地処理と計測 準備

まずは全体的にみてみます。このピカソ画伯作 みたいな グリーン色 の塗料は剥がします。そして ガイドが「への字」に曲がっており グラ ついております。石鯛用ガイドは 強硬ですので 折れずに曲がってまま付いています。これらのガイドを剥がして再度の バランス と センター を取ります。そして塗装するカラーや スレッドはクライアント様と入念に打ち合わせします。①どんな色合いが良いのか? ② どんなパターンが良いのか? ③どんなガイドタイプが良いのか? 最終的に 完成図を描いて 節がない竹竿風、カラーは やや濃いめ の ウィスキー色 にして欲しいとの事でした。


そして節々の計測です。後の作業で必要となります。


次にロッドを長尺用旋盤にかけるのですが 必ず平面を出します。下地が ボコボコ ですと仕上がりも ダメダメ になります。仕上がり後の光の入り具合が「シャキーン✨」となりません。この塗料は2液ウレタンで硬いので 機械を使用しないと剥離できないですね。ちなみにロッドに剥離剤は NG です。プリプレグを硬化させているのは 樹脂ですので 溶けてしまいます。


センターを出します。グルグル~


まずはグリーン色を落としました。*剥離(研磨)代金は別途発生します


削ります~


削ります~ 剥きます!


塗装準備、パターンと明暗

DRT x ツララ 73リミックス 傷補修 差し込み口割れ修復 修理写真次にカーボンの塗装ですが これらの知識も世の中には誤った情報が流布しています。正確には受け取り側が間違っていると思われます。職業訓練校からの受け売りですが 塗装/塗料 の基礎は上図が基本(definition) です。縦線が塗膜。横線が弾力(硬化剤)です。塗装する母材に対して上記をしっかりと調整(理解)する必要があります。


塗装する色は数種類の明暗で分けていきます。


まずは下地塗装ですので 明暗色(グランジ) は チョビ歯ブラシ と ビニールカス で 付けていきます。いわゆる影(シャドー)を塗装します。これらの作業は地味ですが 仕上がりの深行きが全く変わります。


塗装完了!再度の 業務用旋盤2号機にセットからの バフレックス研ぎ。削り過ぎないようにね~



竹パターン入れ と スレッド巻き 仕上げ

今回は 2種類の 竹パターン を入れます。まずは竹の模様を制作します。


フォトショップでレベル値を変更します。音楽でいう ビットレートサンプリング です。少しザラザラした感じにしてロッドのパターンに合わせます。


そしてもう一つのパターンから サンプリング する箇所を選びます。こちらはベクターデータでは制作せず に ラスターデータ で制作します。この デジタルチック な バンブラシー な バンブーパターン が丁度良いですね。


短冊状にカットして ツイスト巻きですね。そしてコーティングしています。


こちらもですね。同様に竹節も入れていきます。下地で入れた影(グランジ)が良い味出してます。この作業をしないと 「ガキのおもちゃ」みたいになってしまいます。同時に EVA も削ります。


DAIKO ダイコー 大丸工業株式会社 PRO FIELD 石鯛 580 和竿本調子 (700689) 竹風塗装 やり方写真そして覆い被さる部分から逆に作業を仕上げていきます。今回の コーティング は2倍の厚めでリクエスト頂きました。全体のクリア塗装も同時に進めます~


グリップ加工からのガイド取り付け!完成

最後にグリップのスレッド(滑り留め巻き)も入れていきます。先端のティップセクションもホワイトで塗装しました。作業中に 宅急便屋さんが来店して一言「竹の釣り竿 珍しいですね。まだあるんですね~ 」ぷぷっ😌


全ての作業が完了!シャキーン✨パチリ📸 名竿は永遠なり。今回の代金は素材代金込みで 約180,000~280,000円 となります。グリップ素材 や デザインによって代金は大幅に変わります。ロッドの修理 や カスタムで お悩みの方は ご相談ください。修理カスタムの申し込みは こちら からお願いします。