オーバーホール で受付けしました ダイワ 21 カルディアLT3000 (00060288) です。海で水没させてしまったそうです。ハンドル を回転させると内部から激しい異音がして 使いモノになりません。自身で オーバーホール してから 調子が悪い… 近所に釣具店が無い… このような ケースでお困りの方は お問い合わせ ください。ムサシオーバーホール 事業部ではスペアパーツも 豊富に在庫があります。
特殊工具必須!ダイワ 21 カルディアLT3000のモノコックボディ分解術
ギア用オイル&グリス、通常ベアリング用 オイル、ワンウェイクラッチ用グリス 補充完了!その他…医療用超音波洗浄機まで完備しております。
まずは オープン からの バラしていきます。
特殊工具 ~モノコックボディ~
ここ数年 リール に スペシャルツール仕様 なるモノが登場してきました。これは 鍵工具 みたいなモノで その工具がなければ リール が 分解 できない仕組みで 設計 されています。
写真は ダイワ 22セルテート6000SW ですが リールボディ にネジ類が一切 使われてない いわゆる モノコックボディ というデザインです。代わりに 写真の様に 三爪 (赤い部分) のかける場所があります。この プレート が ネジ式 に開閉される仕組みです。ここで 注意して欲しいのは 無理矢理 マイナスドライバー や ラジオペンチ で こじったり 叩いたりしたりする方が よくいますが リールを壊してしまうので絶対にしないでください。
そこで登場するのが 特殊ドライバー です。この工具を使用すれば 容易に 開閉させる事ができます。ダイワ社 は ディスクレンチ と呼んでいるようです。
この ディスクレンチ を使用すれば ガッチリ と ホールド して エンジンプレート(ドライブギアハウス) を回す事ができます。写真は撮影用ですので そのままあててますが 実際には マスキングテープを巻いて リール本体に 傷が付かないように使用します。こちら で購入できます♪
話は戻り… 内部は ガビガビ に錆びておりました汗
メインシャフト もこんなに塩錆びが発生しておりました。
モノコックボディ は従来の リールデザインより 塩水が抜けにくい構造なのか 塩錆び率が多い感じがします。これぐらいの見た目、車 や バイク でしたら普通ですが リール の場合は繊細なので かなり酷いレベルです。錆害に関しては こちら にて纏めていますので参考ください。
ローラークラッチベアリング(ワンウェイクラッチベアリング) も 錆び錆び でした。
オーバーホールの基本ステップは以下の通りです:①完全バラ ②完全洗浄 ③完全磨き上げ が基本です。[展開図]
塩錆びと汚れを徹底的に落とします。
ドラグワッシャー の内部にもかなりの塩が入っておりましたので洗浄します。
あとは マグシールドオイル も注入です。スピニングリールですので ライト をチョイス。
心配していた異音は消えました。
最後に全体的な調整を済ませて完成です。今回の代金は 6,000円+パーツ代金 でした。リールのオーバーホール&メンテナンス、修理チューンはお任せください。リールは大切に!修理オーバーホールの申し込みは こちら からお願いします。