このモニュメントは「Murdered Jews of Europe=ユダヤ人虐殺記念館」ここは第二次世界大戦中に虐殺されたユダヤ人を供養する記念碑のアートチックな場所。ホームページはココ。
簡単にいうと第二次世界大戦中の心境や風潮を石で表現して、心理状態を操作する石碑らしい。つまりはココにきた人は感じられるアート。こんな感じでボツボツとした、石がそこら中にある。全ては歪で計算されているようだ。
果てしなく多い。そして中に歩いていくと…
どんどん深くなる。
真っ暗になった。いきなり目の前から違う観光客にあると、メチャクチャビックリする。この石は地面は微妙に傾いている。これが戦時中を表したアートらしい。
次にきたのが「The Brandenburg Gate」ブランデンブルク門。この街は250年前まで大きな塀に囲まれていた街だったらしい。(進撃の巨人ネタはこれである)つまりは280年前までは、この門の下を通らなければ外に出れなかったらしい。
古代のギリシャ神話をモチーフにされ1788年に完成。
途中、ナポレオンのパレードがあったり…
ヒットラーの還暦パーティーがあったり…
5年後に連合軍に爆撃され…
そして1961年に自由主義と社会主義の対立が始まり、ベルリンの壁が建設。事実上の通行止めになったりと、激しい歴史のドイツベルリン…ヨーロッパの歴史は険しく果てしない…
このベルリンに描かれた絵、当時、東ヨーロッパから西ドイツに逃げ出したく、壁に全速でぶつかって死亡した人がいたらしい。ちなみにこの車はトラバントといい、東ドイツ(ソ連)のシンボルでもある。車のボディはFRPで出来ており、最終型にはパルプも混ざっていたらしい。そんな車で壁を突き破るなんてのは無謀な行為だったろう。「TEST THE BEST」って書かれている。つまりはテストしてもない国家を運営するな!というヒドンメッセージも隠されている。自分の格言にもなった。*ちなみには今現在はこれらの絵は全てボムされている。
結局、この晩はウォーターゲートのクラブへ訪問させて頂き、最新のベルリンっ子のテクノのを楽しませてもらった。まあまあ楽しめた。
最後に話を締めたい所だが、少し話しを残して置こうと思う。日本の為にもなると思う。このオッサンこと、ヒットラーは合法的に民主主義という政治の仕組みを利用して、ユダヤ人を焼却できるまでの身分に昇り詰めた。果たしどのようにのし上がったのか?答えは簡単で全てはメディア(プロパガンダ)の力である。表にメディア、裏にカミソリという契約書を添えて政治を展開させた。この女性「leni riefenstahl」こそが立役者である。1935年に公開された映画「Triumph of the Will=意志の勝利」というタイトルの映画。
この映画の監督がレニーである。この望遠レンズをして、もの凄い迫力のある映画を撮った。いかにオッサンが凄くで凄まじい人であるかという事を提唱する映像である。私が思うには前世記の最高傑作はこの映画だと思う。同時にニューヨークのファッション関係の大学(FIT等)では未だに、永遠にこのレニーの事が研究されている。凄い女性である。後にこれらの映画のスタッフがアメリカのハリウッドに移り映画製作会社に加わったのは有名な話。事実上の以心伝心である。
1934年に開かれた Triumph des Willens の様子。黒鋼の意思や決意が未だにドイツ国民には脈々と受け継がれている事は間違いないと思う。これらの気持ちは太平洋戦争で日本が大戦に参加して敗戦している気持ちと似ている所もあるかと思う。これを機にオッサンは世界征服を企む事となる。今回の旅は2週間程だった。結論からいうとドイツ人はもの凄く枠組み(秩序)を大切にする民族だと思った。同時にこれらの枠組みが崩れると全ての色(秩序)が違う方向に一瞬で染まり始めるという脆弱性(ぜいじゃくせい)を伴う国家である事も悟った。そう考えると日本という社会システムも欧米諸国からみたら非常に酷似した社会システムにも見えるという事だという事を自覚した。
最後に一句…