今回は ダイワ ハートランド AGS 832MSB-SV AGS21 の セパーレート グリップ を ストレートグリップヘ交換 (張り替え)します。ムサシロッド リペア&カスタムズ では あなたのロッドを希望通りに 修理カスタム 致します。ロッド釣竿 に関する ご相談 お見積もりは こちらから お問い合わせ ください。


バスロッド改造 は お任せ下さい~ 遠方の方も迅速に対応可能。

まず今回のクラアント様は遠方からですので ラインでのやり取りとなります。そうなると ああだ~こうだ~ の最終的に施工の段階で話のズレが出てきますので まずはモノを送って頂いて PCに取り込み CADデータ 及び グラフィティデータ に書き出します。

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最終的な 完成 イメージです。上から下に グリップ図を構成させていきます。写真の方眼マットはヒトマス 1cm ですので判りやすいかと思います。三回程のやり取りで 了承 頂けたので 次へ進みます。


グリップ形成削り

次にグリップを剥がしています。ペンチで ムシムシ と剥がします。


そして削っていくのですが… 旋盤台にセットする 木製シャフト はNG です。ステンレス等の硬質 金属製のモノを使用します。理由は 柔いモノは 振れるからです。そして 削る時に サンドペーパー も手であてない方がよいです。理由は力が 均等 に伝わらなく、もしくは 食って(グリップ)しまい。対象物が 周回毎 にブレてきてしまいます。達人が削る グリップ の 仕上がりはシャッキ と真っ直ぐなんですが 未熟人 が削ったモノは チクワのように ボコボコ 左右に微妙に曲がっています。それは 不思議と小さな フォアグリップ 一個から でも伝わる事です。



そこで スポンジブロック にサンドペーパー を巻いたりして使います。今回は プロフェッショナル用 サンドスティック を使用します。かなり高額ですが… これは 微妙 に反るので 必要以上に力がかからず かかりそうになったら逃げてくれます。車でいう 板サスペンション(リーフスプリング) と同じ効果が得られます。


イメージ通りにスラッシュしていきます。


話は反れますが…旋盤作業は基本が大事ですね涙。四爪チャックの芯だしができるか?部材の切削スピードはあっているか? 切削スピードを割り出す公式を解っているのか? 硬いモノより 柔らかいモノを加工する方が スピード 上がるのでとても難しいですね。できるできないはともかく、解っているかいなかで雲泥の差がでますね。鰻屋が言っている “串打ち3年、裂き8年、焼き一生” は名言です。どちらにしても生涯修行ですね。


作業を進めていき 削り跡が クロス していると 削り粉が均一なのが 上手くいっている 証拠 です。


クライアント様から オーダー頂いた グリップ の構図で仕上げていきます。


各部の加工

グリップとリールシートの差し込み口の加工も行います。こちらの 特殊な 斜めカット する 部分は 畳を製作する 治具でカット。道具に仕事させます♪


シート裏側のあたりの フィッティング も問題は無し。


エンド部も オリジナル の パーツ と 雰囲気 をそのまま残すように加工します。


グリップの接着

グリップ部分の接着ですが 市販のボンドは そのままでは使用できません。理由は 粘度 が高く グリップ 内部まで流れずに途中で止まってしまったり 隅々まで ボンド が行き渡りません。使用している ロッド グリップ の中から ミシミシ と聞こえた事はありませんか? 粘度は フレンチドレッシング位🍅 が 流し込み易い粘度 かな…と思います。


完成!綺麗に仕上がりました。


全体像~


エンドキャップ部分の フィッティング も問題は無しです!後は 最終仕上げ用 の番手で仕上げて完成です。大きいの釣ってくださいね😀 今回の代金は 素材代金込みで 約28,000~35,000円 となります。グリップ素材 や デザインによって代金は大幅に変わります。ロッドの修理 や カスタムで お悩みの方は ご相談ください。修理カスタムの申し込みは こちら からお願いします。