優勝賞金30万ドル。世界最高峰のバスフィッシングトーナメント・バスマスタークラシック。全米の選ばれたトッププロだけが出場できるこのビッグイベントに日本人アングラーが参戦。今回は大森貴洋と清水盛三を追う。大会初日、寒波の影響で朝の最低気温は-13℃。湖はバッドコンディションだ。清水はまず、オフショアのストラクチャー周りをディープクランクで攻める。大会前の公式練習、プラクティスで釣果をあげたポイントだ。しかし、魚は口を使わない。ポイントを移動し、ボートドッグやシャローで探りを入れるが厳しい釣りが続く。一方、大森は ほとんど移動せずに、じっくりと攻める。島の島の間にある“ハンプ”水中島をライトタックルで攻め、ヒットを連発。大森は好調を維持したまま、予選の2日間を終えてトップに躍り出る。2004年の栄冠から11年。再び、優勝のチャンスが巡ってきた。