自分の祖父は海軍の軍人で戦艦武蔵の乗組員でもあった。そんな事もあって一人で欧州やアジア方面で旅に出た時に現地の人間などと色々と話をした。世界の中の自分の立ち位置がどんな所でどんな国なのかと言う事を知るためにだ。皆さんも自分が立っている土地、つまりは日本が何故いまがあり、ここにいるのかという事を考える必要が日本人ならばあるはずだ。立ち位置というのは、ただの現在時刻地点であって、必ず前と後、過去と未来がある。誰でも解る事だが、考えようとしている人は以外と少ない。1945年にあった太平洋戦争。よくこの戦争を悪くいう人が多い。内容的には戦争末期になった時に罪の無い沢山の若者が死んでいったといういい回し方が多い。外国に長く住んで色々と考えるとそれらの死というのは全然無駄死にではないという事が解ってきた。そんな体験談を書こうと思う。これらの事は決して本で読んだり、テレビで観たり、私人から聴いた事ではない。
①オランダであったスイス人・・・ゲストハウスでスイス人と同じになった。(写真の様な感じだった)スイス軍に3年間程の在籍した事のある青年でガッチリした体系だった。彼が言うには「自衛」や「愛国心」とは「その国の為に死ねるか?」という事らしい。彼が言うには一流のスイス軍曹でも爆弾と一緒には突っ込めないらしい。つまりは宗教的な理由。一神教的な価値観では自分の家族や思いを捨てる事は間違っても出来ないのだという。それと反面、日本人は1945年に神風自衛という精神戦争に出た。つまりはそういう民族が一番怖いのだと言う。今日にあたっては日本軍が魅せた最後の自衛精神というお陰で未だに日本が侵略されていないという事になる。アメリカのお陰ではないという事を日本人は知らない。知らされていない。三島由紀夫が言っているのがここのポイント「見えないかたち」である。国内では大昔の70年前だが、欧州ではたった70年前になる。それ位の展望感 (perspective) の誤差がある。そんな誤差を修正する為にも外国に一人旅するのがいい事の理由の一つでもある。同時に今立っている土地の小さなホコリや土、石、砂、犬のクソまでさえ、先代の努力や死守した功績の証である。つまりは先祖は皆、大地に返り「歴史」を作り護衛に回ってくれている。そんな上に立っている事が理解できた時には足が震えた。当時は25歳位だった。そして最後にそのスイス人の口から、ブロークンイングリッシュを聞き取りがら出た言葉にも震えた「欧州が目指しているのは旧日本軍さ。」と彼は言った。
①ハワイの公園で合った老人92歳・・・ハワイで旧日本軍の老人にあった。(写真の様な感じだった)俺がベンチに寝ていたら、目の前に爺さんが立ちふさがるように立っていた。いきなり大きな声で「おはよう!%&#%”」とか言ってきた。おっ!日本語だと思って飛び起きた。ビー玉の様に透き通った目に、記憶鮮明な頭脳を持ち合わせた爺さんだった。右手には木刀を持っており、クソヘタクソな字で自分の名前が書いてあった。ハワイは気候が良いので老化の仕方が日本とは全然違う。いきなり「決闘なら受けてたつ!」と言われた。まあまあ!座ってくださいという事になった。どうやらパールハーバーアタックを2つ山の向こうから見ていたらしい。話によると西の山の上からゼロ戦が6機位で飛んで来て….書き途中…
③成田空港で笹川良一の本を読んでいたら老人からおこずかいを貰った・・・