biwako-aoko-hassei滋賀県琵琶湖政策課は6日、大津市の琵琶湖岸で、「アオコ」の発生を確認したと発表した。今年度で8例目。発生日数は32日間、発生水域数は12水 域にのぼり、過去最多という。今年は比較的雨が少なく気温が高く、プランクトンが発生しやすい環境になったことが原因とみられる。

 同課によると、この日午前、県琵琶湖環境科学研究センターの職員が水質調査を行い、浜大津沖で約10万平方メートル、唐崎沖中央付近で約400平方メートルにわたって、アオコが膜状に覆っているのを確認した。

 アオコは、水温上昇などによって植物プランクトンが大量に増殖し、水面を覆う現象。増殖が大規模になると、腐敗臭が漂う上、生物の生息環境への影響も懸念される。県は引き続き琵琶湖を注視し、発生状況によって対応を検討する。

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