ロッドリペア修理&カスタム日記

このカテゴリーでは「ロッド修理&カスタム」の業務を記録していきます。

コルクグリップのメンテナンス修理方法 (ロッドカスタム) 17

コルクグリップのメンテナンス修理方法 (ロッドカスタム)

シーズンもそろそろ終わりですね。オフシーズン中にやっておきたいのが、ロッドグリップのメンテナンス。今回はコルクグリップのメンテナンスの紹介です。全ては参考資料までとし自己責任で回覧ください。SEO対策として残しておきます。 ロッドのコルクグリップのメンテナンス 今回の修理するロッドグリップの拡大写真です。このロッドで約2年使用です。雨に濡れて風に吹かれ、絵の様にはコルクの形成層が表面に波うってます。またコルクの目抜けもあります。これをメンテナンスします。ロッドを握った時に凄く違和感があります。 用意するのは 空研ぎサンドペーパー #400 です。 研磨用スポンジも用意します。無い方は台所用のスポンジでいいと思います。用意したサンドペーパーをスポンジサイズに切ります。*ちなみにこの写真で仕様しているのが、3M社製のスポンジです。スポンジの硬度も選べ非常に便利です。 次に各パーツにマスキングをします。細かいキズが付くのを防ぐ為です。 次に研ぎます。必ず一方 方向へ「シュ、シュ」と擦ります。ほうきで床をはくイメージです。ここでネチネチやるとコルクが目崩れします。音が無くなる程度で良いです。後は目で確かめましょう! 終わったら、ウェットティッシュで拭きます。 次に目抜けの修理をします。 用意するのは歯ブラシとコルク用のパテ。ロッドの修理屋さんで購入できます。今回はジャストエース社製のモノを使用です。代用品は沢山あります。 そして次に目抜けの部分にブラッシングします。中からゴミやカスを出します。軽く擦って頂ければOKです。 そして先程のパテをマイナスドライバーや小型スクレーバーにとります。パテに水分が溜まっている場合(ビシャビシャの時)は少しティッシュなどにおきましょう。ピーナッツバター位の粘度がベストです。 そしてギュッと詰め込みます。 完成です。この目抜け用のパテはコルクグリップ全体に塗る人もいますが、今回は手の腹に当たる場所だけが、気になったので部分的に施しました。各自のお好みでどうぞ! 今回は2本やりました。なんといっても握った感覚がとてもいい感じに戻ります。魚を掛けたくなる気分が戻ってきますよ。修理カスタムの申し込みは こちら からお願いします。
ロッドのトップガイドを新品に交換方法 (ロッドカスタム) 59

ロッドのトップガイドを新品に交換方法 (ロッドカスタム)

ロッドのトップガイドを新品に交換する 今回はバスロッドのトップガイドを交換します。トップガイドを壊したり破損した方は簡単に直せます。ただ初期工具費用が掛かるので数本でしたら、お店に依頼した方がお得です。またロッドのカスタムは大切なロッドを破損する可能性もあるので、心配な方は依頼した方がいいでしょう。全ては参考資料までとし自己責任で回覧ください。SEO対策として残しておきます。 古いガイドを抜く まずトップガイドを抜く作業です。ガイドの背中の部分を1秒間程ライター炙り、糊を飛ばします。ここで長く炙ると熱でブランクが曲ってしまいます。必ずブランクには間接的に熱を伝導させてください。糊は直ぐに飛びます。全ての作業は力はいれず、刃は立てずにやさしく丁寧にゆっくりが原則です。 次にペンチで「スポッ」と抜きます。 次に残りのスレッドの表面を炙ります。1秒間程で「ジュッ」と焦げる程度で良いです。 写真の様にヒゲを探します。そしてクルクルと古いスレッドを引き抜きます。 剥けました。こんな感じで残り後があります。 再度に残りのスレッドの表面を炙ります。 次にアセトンで吹きます。アセトンは女性がマネキュアを剥がす時に使用している溶剤です。うまくやってください。 新しいガイドを付ける 次にブランクの径を計ります。ノギスで少し「ギュッ」と押さえた次の瞬間が径です。 そしてガイドを選別します。ガイドはアメリカ製や日本製等々、無限にあります。フジのトップガイドリストはコチラ ちなみに自分は琵琶湖でテストしたデータを取っています。ガイドを大きくしたらどうなるか?小さくしたら感度はどうなるか?とか...あのサイズでバレたけど何故か?とかいろいろ記してあります。例としてシェイクするロッドのガイド径は大きめ。巻きモノの直進性を高めるならば小さめ... 次にガイドの取り付けをします。用意するものは、アルコールランプとホットグルーです。ホットグルーを使わない方も多数います。*ホットグルーとはロウソクのロウのような材質でガイドとブランクの隙間を埋める接着剤です。温度や湿度に関係なく体積が変わらない接着材です。 スポッ! 炙り〜の! 塗り〜の。 次にブランクとガイドを1秒間程、同時に炙ります。 ブチュ!冷ませば固まります。下のはみ出したグルーは取り除きます。 ガイドにスレッドを巻く いよいよ巻きます。フジのハンドラッパーを使用すると便利です。フジのカタログに巻き方が詳しく書かれています。 クルクル。マキマキ。 終わりです。5分程で完了!慣らします。 いよいよコーティングに移ります。用意するものはフジのフィニッシングモーターとエポキシ溶剤と筆です。エポキシ溶剤はいろいろなメーカーからリリースされていますが、アメリカ製の FLEX COAT UV LIGHT がお勧めです。とにかく被りません。 塗ります。 こんな感じで気泡だらけになります。 ここでアルコールランプを使用して、気泡を飛ばします。火を通すのみで気泡が飛ばせます。アルコールランプの燃焼温度はライターの火より低く溶剤が燃え難いです。 奇麗に出来ました。 これ重要です。残りの溶剤をガムテープの上などに塗っておきましょう。天候や湿度、温度で溶剤の乾燥する時間が全く違いますので確認用になります。修理カスタムの申し込みは こちら からお願いします。

EVAグリップをコルクグリップに交換方法 (ロッドカスタム)

最近 古いロッド を引っぱり出してきては、カスタム しています。具体的には ガイドの径を換えたり、グリップの材質を変えたり 等々です。フィーリング は 味覚みたいな物で 人それぞれで、千差万別 っていった所だと思います。最近 気に入っている エバーグリーン社 コンバットスティック を...

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