
今回は、ご自身でのメンテナンスに失敗し、壊してしまったクラッチ周辺の修理を行います。最近よくあるケースですが、ご自身で分解し、組み立てる際に、ボディが閉まらないため 無理やり叩いたり、強い力を加えたりする方がおられます。組み立て作業は慎重に行わないと、リールを壊してしまう恐れがあります。特に、オールドリールは部品が供給停止、部品が アッセンブリー(集合部品)で単体で取り寄せられない場合もあるため、注意が必要です。
今回の問題部分はこちらの ボディ内部 の ボッチボタン。クラッチプレートのガイドピンでこれがないとリールが機能しません。
こちらが割れてしまっております。それなので こちらのガイドを当方にて製作します。
ピンの外径は 4.75ミリです。この時点で、一般の方には取り付けのハードルが高くなります。理由は 4.75ミリ のパイプなんか何処にも売ってないからですね。
ミニフライス盤で元の突起をカット!
ビスを垂直で打ちまして…
少し分かり難いですが 特別な加工(段付き)も施します。
完成!

最後は 動画でお見せします。おわかりいただけたでしょうか? リールのオーバーホール&メンテナンス、修理チューンはお任せください。修理オーバーホールの申し込みは こちら からお願いします。