今回は リール に使われている 通称:ローラークラッチベアリング を交換します。(ベアリング は各メーカーによって 呼名 は違います。ワンウェイクラッチベアリング、インスタントアンチリバース ローラー クラッチ、ニードルベアリング 等々) まずは ベアリングを抜きたい所ですが アブ アンバサダー モラム や シマノ 初期型 カルカッタ や コンクエスト はベアリングが圧入されているので 写真の様にソケットをあてて ハンマー等で絶対に叩いてはいけません (過去の経験から) 他にも ベアリングとボディが錆びで固着しており ボディ が変形してしまう可能性もあります。プレミアムリール が一瞬で壊れてしまいます。
写真は シマノ カルカッタ シリーズ ~04 モデル です。ベアリングホルダー、アルミボディ 受け が リベット で固定されております。この箇所が 叩くと直ぐにダメ になってしまいます。
そこで ベアリング脱着時には 写真のような スペシャルツール (非売品) を使用します。エンジン の クランクを引き込む道具と同じで ベアリングの スリーブ中心 に圧をかけてゆっくり引くものですので ボディ には一切 負担がかかりません。
ボディ の枠には力をかけないで 引き抜きます。*写真は一部 省略 🙂
ボディ の枠には力をかけないで 挿入します。*写真は一部 省略 🙂
現在ネット上に まるまる リールには 中華製のモノが代用できるとか シマノ製にダイワ製が 利用 できるとか…誤った情報が出回っております。それらのパーツは 内径/外径 ともに微妙(1/100 mm 単位)に違うケースがあり リールを壊してしまう方がおられます。圧入モノですので 取り返しはつかなくなります。必ずメーカー指定(型番)の商品をお使いください。