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2024年3月29日(金)
タグ アルミボート トレーラー

タグ: アルミボート トレーラー

サベージ 12F Vハル アルミボート (バスフィッシング)

アルミボートの維持費は いくらかかるのか? 前回の続きです。自分のスモールボートの足跡を辿って紹介していきます。アルミボート関係の情報はネット上では少ないのでSEO対策として残して置きます。あれから自分は日本に帰国して、少し小銭があったので琵琶湖で12フィートのボートのオーナーになりたいなと思いました。(池原ダムや早明浦ダム、遠賀川でも釣りがしたかった)この12フィートはある意味ボートフィッシングに置いての境界線だと思います。これよりも大きいボートを持つか、小さいボートで楽しむかです。自分はどちらかといえば小さいボートが好きです。また小さいボートは危ないと言われますが、事故の統計からすると大型バスボートの方が実際には事故が多いです。琵琶湖でも年一回程はバスボートの事故があります。殆どの事故原因は引き波にフルスロットルで突っ込んでヒックリ返ったりとかです。ボート選びには落とし穴みたいな所もあり、小さいボートを購入したはいいが、大きいボート以上の経費が出費されてしまったという事は多々あります。 船体を探す とりあえずは急ぐ事は何もなかったのでのんびりと...ヤフーオークションでアラート機能(*欲しい商品があればメールで連絡)を使いヒットした、アルミボートサベージ12フィートです。(実際の写真)引き取り限定の45000円だった。中古アルミボートは廃棄処分料は高額、だから手放す人は殆ど捨て売りで出品される。特に引き取り限定だと破格が多い。 大きなキズやヘコミもなく上等なベース。アルミボートはイジレル事が一番いい所。こいつをフルカスタムして乗ろうという青写真。このサベージは元々、ステーサー社の工場で生産されていたらしい。クイントレックス12より強度はなく、フレーム類は一回りも細く軽い。だからカートップで使用している人も時々いる。色も塗る事にした。カラーはニューヨークのグラフィティーにお馴染みのクラリオン製のジャングルグリーン。実際のカラー。 ①ボート代金:60000円 (大阪へ引き取り経費込み) ②名義変更代金:5000円 (交通費書類費用込み) 船体をレストアする まずは下塗りの準備の為に表面のサビを専門のクリームで落とした。約48時間かかった。使用したクリームは 3M社 Marine Aluminum Restorer and Polish かなり良い。*写真は半分仕上げた所。 ①クリーム代金:8000円(送料込み) そしてカーペットを剥がした。このボンドを剥がすのは重労働で100時間位かかった。 ①2Lアセトン代金:5000円(送料込み) そしてバッテリートレイを溶接で製作。自分は3発用(36ボルト)を増設。少し荒れる湖ではこれらのラックは絶対に溶接の方が良い。補強の意味も一役ある。製作は外注依頼で2D図面のやり取りだけで済んだ。 ①ラック外注作成代金:12000円(送料込み) ②溶接代金:10000円(溶接者へ持ち運び代金込み) 下地処理、プライマー塗装、ホワイト2液塗装。やっぱりホワイトのカラーアルミボートはカッコイイ。ここで止めておけば良かったが... ①プライマー1リットル:5000円(送料込み) ②ホワイト塗料:8000円(送料込み) ③エアブラシ:35000円(送料込み) 結局は勢い余り(ジャングルグリーンは断念)塗装してしまった。ライン処理、クリアー塗装3回。研磨数回。かなりの労力だった。アルミボートの塗装は2度とやらない。業者に頼むと10万円くらいかな? ①チャート塗料:12000円(送料込み) ②クリアー塗料:15000円(送料込み) ③コンパウンダー(荒):5000円(送料込み) ④コンパウンダー(極):5000円(送料込み) ⑤パフ関係色々:12000円(送料込み) デッキ&シート製作 内面も塗装...ここではスルハルという専用パイプを用いて、ライブウェルの排水と給水可能な加工を行う。 テーマは超軽量。真ん中にアルミフレームを2本入れた。溶接でもいいかと思ったが事故った時とかの為に全部ばらせるようにビスで組む事にした。ちなみに千葉県房総の遊心カスタム社はフル溶接で組む。そこまでやらないと面白くない。 ①アルミフレーム2本:15000円(送料込み) ②アルミアングルやリペット一式:8000円(送料込み) 序所に合板を切り出して組む。バックシートはバイクのカスタム「カスタムシート」でシートを特注! ①合板代金:10000円(送料込み) ②カーペット:15000円(送料込み) ③ボンド:8000円(送料込み) ④バックシート製作:25000円(送料込み) 見た目は悪いが超軽量仕様のボートになっていく。カゴはお買い物カゴがいい。*スーパーで購入可能。 ①ベルト等の小物一式:10000円(送料込み) 船体内部のリギング 前のデッキは一枚板で後ろの20%だけ跳ね上げ式にした。12フィートのVハルをガッチリとフルカスタム仕様(ハッチやダブルデッキ)にする方がいるが、自分はおすすめできない。理由は重たくなるからです。 ①ベルト等の小物一式:15000円(送料込み) ②法定備品+α:20000円(送料込み) ③フットベダル:8000円(送料込み) ④エレキモーターガイドTR-82: 138000円(個人輸入送料込み) ⑤モーターガイド16インチマウント: 16500円(個人輸入送料込み) ⑥マウントダンパー: 15000円(送料込み) ⑦ZPI製キャビテーションプレート:9000円(送料込み) ⑧ワンタッチスライドマウント: 8000円(送料込み) ⑨魚探振動子4つと水温計2つ(ホンデックス):60000円(送料込み) ⑩HONDEX GB200(GPS魚探)中古:90000円(送料込み) ⑪HONDEX TN-5700(2周波魚探)中古:50000円(送料込み) シートもピッタリ。少し可愛くなってしまった事が失敗。 ①トーハツ4サイクル中古 15馬力:210000円(大阪へピックアップ、運賃込み) ②サイドローラー:20000円(送料込み) ③キャスティングシート:10000円(送料込み) ボートは水が良く溜まるから安全考慮して、後ろにデッキは引くのは止めた。 ①オートビルジポンプ2つ:20000円(送料込み) ライブウェルは取り外し式にした。普通にレンタルボートでも使用できるスタイルのモノ。こちらはハッチを付けた。12Fアルミボートでライブウェルを埋め込み式に改造するが、個人的にはおすすめできません。浮力体を切り抜くので喫水が低くなります。 ①ライブウェル制作費&スルハル+タイマービルジ一式:25000円(送料込み) マリーナで駐艇契約するに辺り、トレーラーも購入した。今回は運良く中古のトレーラーが出てきた。メーカーは SOREX製の14FBで車検は毎年必要になる。トレーラーの単体中古はなかなか出てこない。 ①ヒッチメンバーを車に取り付け:150000円(工賃パーツ代金込み) ②トレーラー中古+備品:150000円(名義変更、車検代金込み) ③マリーナ駐艇契約:138000円(13フィートの一年契約) ④船舶検査:16800円(出張検査) ⑤船舶保険:10000円 ⑥バッテリー2つ:24000円(送料込み) エンジンはトーハツ15馬力のセル付き。燃費は良かったがそれ程は速くはなかった。燃料は一日でレギュラー5リットル位。トップスピードは17ノット(約30キロ)だった。マーキュリーの15馬力は22ノット(約40キロ)も出た。ただ燃費が悪いと感じた。どっちもどっちですね。エンジンだが15馬力 (4ストS足)の中古はまず出てこない。自分は奇跡的にも知り合いの計らいで購入できた。ヤフオクでも10年に一回位しか出てくるかといった代物。またチャプターや殆どの大会は10馬力以上でしか参加できない。 ①トランサムセイバー:10000円(送料込み) ②ボートカバー(ラビオス製):18000円(送料込み) 池原ダムに浮かべた様子。不便な事はなんにもなかった。ここまでに8ヶ月間を費やした。12フィートのアルミは湖上の原チャリといった感じで所有感もありました。 そして一番最期に浮かべたのが、ジャパンバス スーパークラシック (JBクラシック)となった。写真は河口湖にて走行中の様子。(©JB/NBC) 結果はともかくこのボート(彼女)は良くやってくれた。またいつか浮かべたいと思います。P.S このボートで皆さんご迷惑をお掛けしました。同時にお礼も申し上げます。 合計:1,519,300円 最後に 今回は自分でフルカスタムしたいとの事でこのボートをカスタムしました。少しでも安くボートを購入したい方は、フルセット中古で購入するのに限ると思います。理由は中古で船体のみが格安で購入できても、トレーラーやエンジンを新品で購入しなければならなくなります。中古市場にはそもそもエンジンやトレーヤーの数がないんです。またカーペットやその他の製作を業者に依頼すれば、上記以上のコストが発生するのは必然です。同時にボートオーナーになるよりはレンタル船は一回15000円位で借りれるので、そちらの方が賢い選択かもしれませんね。また大会にはレンタル船でも参加は可能です。次はもう一船のジョンボートを紹介します。続く

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