修理依頼を頂きました ミンコタ ウルトレックス 80lb 24V です。ステアリング(舵)が取れないとの事でした… 近所にメンテナンス店が無い… このような ケースでお困りの方はこのような ケースでお困りの方は ムサシオーバーホール (財団法人 尾道海技学院 4ストロークエンジン マリン整備士講習終了認定) まで お問い合わせ ください。近県でしたら ピックアップ からの配達も可能(牽引免許&牽引トラックあり)です。
ミンコタ ウルトレックス 80lb 24Vのステアリング修理成功!ムサシオーバーホールのプロセス解説
まず ウルトレックス のステアリング系の異常原因は 主に3つあります。①ステアリングモジュール (モーター) ハウス内部の故障 ②ステアリングペダル内部の故障 (ステアリングセンサー) ③ステアリングペダル内部の故障 (コントロールボードセンサー) です。全て電気系の部品ですので 外見からは故障が判断できません。ただ ①ステアリングモジュール の故障は手動で確認できます。ハウスを手で左右に動かして内部から異音がしていないか?ゴロツキがないかで確認できます。今回は ステアリングモジュール の中から ゴトゴト カラカラ と部品が外れているような音がしますので分解して修復します。
作業が進めやすいように [展開図] を用意しておきます。
ステアリングモジュール分解作業
まずは 赤丸部分 のネジを外します。
こちらの部分も外します。
そして ヘッド を開けます。
早速ですが 原因 を発見しました。カラカラ しているのは 部品番号192番 スクリュービス が落ちているのが原因。
そして ゴトゴト なっているのは モーター がぐらついております。しかも 配線が切れておりました。
配線が切れた原因は こちら の ビス が三本落下して 一本で止まっている所を回転してしまい モーター自身 で 首を絞めて 配線 が切れてしまったようです。荒れる琵琶湖では良くある故障です。定期的に ハウジング を揺すって音を確認する必要がありますね。
再組み立て
今回は 部品類 が外れているだけでしたので 再組み立てのみで かなり安く済みますね。
切れていた配線も繋いで治します。
さぁ組み上げます。
モーターをセットしてから 部品番号198番 スプリングピン ラバー もしっかりと再設定ですね。
スコッとね!
アウターパイプ を スライドイン させて収納です。
そして 作業終了後 には必ず 試運転 を行います。正常に稼働しておりました。人間が行う作業なので 時として上手くいかない事も必ずあります。全ての動きを試してみて 異常な音がしていないか? や 動作が重くないか? を 必ず 確認します。そして今回も無事作業は 終了 となりました。今回の 作業内容は 65,000円~165,000円 でした。