オーバーホール で受付けしました シマノ 04 カルカッタコンクエスト 800F (01854) です。クラッチが硬すぎで使用できないとの事で ピットイン されました。自身でオーバーホールしてから 調子が悪い… 近所に釣具店が無い… このような ケースでお困りの方は お問い合わせ ください。ムサシオーバーホール 事業部ではスペアパーツも 豊富に在庫があります。
【シマノ 04カルカッタコンクエスト800F】クラッチ重すぎ解消!オーバーホール完全ガイド
ギア用オイル&グリス、通常ベアリング用 オイル、ワンウェイクラッチ用グリス 補充完了!その他…医療用超音波洗浄機まで完備しております。
PR: ムサシオーバーホール は各メーカーの パーツ発注 から 取り付け まで迅速に対応できます。特に シマノ製リールの修理&メンテナンスはお待たせしません。お急ぎの方はご相談ください。
まずは オープン です。中身は汚れておりますね~
内部のグリスも固着すると全ての動きが重くなり故障の原因となります。
ウォームシャフト周辺から大量の塩が出てきました。ソルトユーザーさんは 一年に一度は メンテナンスは必需です。これぐらいの見た目、車 や バイク でしたら普通ですが リール の場合は繊細なので かなり酷いレベルです。錆害に関しては こちら にて纏めていますので参考ください。
中身は大丈夫そうですね。
パーツ類も異常はなし。
オーバーホールの基本ステップは以下の通りです:①完全バラ ②完全洗浄 ③完全磨き上げ が基本です。[展開図]
今回の異音の原因は ベアリング でした。
ドラグワッシャー も新品へ交換で対応となります。
ベアリング は 二種類 の オイル で 洗浄 です。
ピッカピカ✨になりました。気持ちいいですねぇ~
丸型リールのクラッチが硬くなる原因
今回は、カルカッタコンクエストなどの丸型リールに多く見られる故障症状「クラッチが非常に硬くなる現象」についてです。リールが発売されて 既に20年以上が経っておりますが 未だにあまり知られていなく メンテナンスやグリスアップを行っても全く動作に改善が見られない方に確認していただきたい箇所です。
クラッチの動作は、クラッチレバーと内部のプレートが連携しています。もちろん、内部のグリスが切れたり汚れが溜まったりすると、動作が悪くなります。動作が少しでも重くなったらメンテナンスを行うのが改善策ですが、そのまま放置しておくと二次的な故障が発生する可能性があります。よくある症状は ①クラッチスプリングの破損 ②クラッチレバーの破損 ③クラッチプレートの曲がり です。要するに周辺全部壊れます。
特に、シマノ社のカルカッタコンクエストなどの丸型金属ボディは剛性が高く パーツの動きに逃げがなく クラッチに支障が出やすいです。さらに、クラッチレバーはダイレクトにネジで固定されています。一方、ダイワ社のリールはバーが中通しの設計のため、逃げ(たわみ)があり、これほど多くの症状は発生しません。
そして一番やっかいな問題がこれらの パーツです。写真では解りにくいですが クラッチプレート が曲がってしまっています。ガラス板の上に置くと 0.5ミリ程度の揺れがあります。
こちらも微妙に捻れています。これらを治すのは非常に困難です。
そして今回のリール。こちらのシャフトも右側に曲がっています。(見て曲がりがわからない人は修理ができません) バイクでいうクラッチのガイドピンの摩耗と同じです。力が伝わりにくいため非常に硬くなり、親指が折れそうになるほどです。部品を交換すれば解決しますが、パーツが手に入らないリールについては、早めのメンテナンスが最善の策です。
完全に復活しましたヨ 😃
錆びて曇っていたメインギアも磨きます。
そしてセット完了!
最後はビスを締めまして完了です。今回の代金は 6,000円+ベアリング代金 でした。リールのオーバーホール&メンテナンス、修理チューンはお任せください。リールは大切に!修理オーバーホールの申し込みは こちら からお願いします。