修理依頼を頂きました ミンコタ ウルトレックス 80lb 24V です。ステアリングを左右にきると 右側だけ スロー で メチャクチャ遅 い 謎の現象になってしまうとの事でした… 近所にメンテナンス店が無い… このような ケースでお困りの方はこのような ケースでお困りの方は ムサシオーバーホール (財団法人 尾道海技学院 4ストロークエンジン マリン整備士講習終了認定) まで お問い合わせ ください。近県でしたら ピックアップ からの配達も可能(牽引免許&牽引トラックあり)です。


ミンコタ ウルトレックス 80lb 24Vのステアリング不良をムサシオーバーホールが徹底修理!

まず ウルトレックス のステアリング系の異常原因は 主に3つあります。①ステアリングモジュール (モーター) ハウス内部の故障 ②ステアリングペダル内部の故障 (ステアリングセンサー) ③ステアリングペダル内部の故障 (コントロールボードセンサー) です。全て電気系の部品ですので 外見からは故障が判断できません。ただ ①ステアリングモジュール の故障は手動で確認できます。ハウスを手で左右に動かして内部から異音がしていないか?ゴロツキがないかで確認できます。今回は異常はありませんでしたので ②③が原因ではないのか?という事で次へ進みます。


作業が進めやすいように [展開図] を用意しておきます。


ペダル分解作業

次に 部品番号260番 コントローボードセンサー にアクセスしたいので ペダル をバラしていきます。赤丸部分の タッピングビス を外します。


ペダルをオープン!


センサー から出ている コネクター を抜きます。爪を押してピュッとね!


ハーネス止めを外します。


次にスパナの 1/2インチ でアクセルトグル を外します。



ペダル上下分離

次にペダルを上下分離させます。部品番号 284 ピンピボット を抜きます。赤矢印のように 一本のシャフトが通ってます。


これを抜きます。ポンチで軽くコンコンと叩いて…


スライドさせて抜きます。


見えてきたのが ステアリングセンサー(コントロールボード) です。赤丸部分の ネジ を外します。


これが ステアリングセンサー です。下が初期型 (16年~) で 上が 対策品 です。写真のように対策品はシーリング加工が施されております。初期型は フレキシブルケーブル の内部に水が侵入してしまうようで センサーが正常に動作しなくなってしまうようです。


そして 作業終了後 には必ず 試運転 を行います。正常に稼働しておりました。人間が行う作業なので 時として上手くいかない事も必ずあります。全ての動きを試してみて 異常な音がしていないか? や 動作が重くないか? を 必ず 確認します。そして今回も無事作業は 終了 となりました。今回の 作業内容は 25,000円~45,000円 でした。