今回は 近畿Aブロックチャンピオンシップ2018 に参戦するために 兵庫県東条湖 まで行ってきました。チャンピオンシップ とは 各NBCトーナメント の年間上位15%の選手に出場権を与え 競わさせるといったモノ。いわゆる 地区大会 から 県大会、将来的に有名になる アングラー は殆どが通る “登竜門” といっても過言ではないと思います。近畿地方には フィールドが沢山あるので A B C と3パートに分散させて大会を実行する。琵琶湖水系は 近畿Aブロック にあたる。この大会で上位8位内に ランクイン すれば 次戦の 決勝大会 in 遠賀川(ファイナル) に駒を進める事ができる。


天気予報

本日も絶好の大会開催日和、例年になく水温は高いらしく 19度台 を記録。


フィールド情報


東条湖は 兵庫県加東市にある、鴨川をせき止められてできた人造湖。 面積0.54km2 と河口湖の1/12程と 小規模なリザーバー、最深部は43m。主に農業利用水として使用されている。1949年にダムの建設が起工され、1951年に3年の歳月をかけて完成した 戦後第一号の国営コンクリートダム。完成した湖は巨大な逆さな龍のような形をしている。1966年から分譲が始まった別荘地が立地している。釣り方は主に 軽くて小さいフィネス系、もしくは大きくて強いビックベイト系に分かれる。50オーバーのビックサイズも狙えるが、25cmのキーパーサイズを狙うというのが、トーナメントでは基本スタイルとなる。

石碑に刻まれている 近藤 次(ヤドル) 氏 は 兵庫県東播土地改良計画 初代理事長。戦後当時は食糧難、東播地方を頻繁に襲う干ばつに悩んでいたらしい。そして この場所から眺めた景色から「下方に見えるは天恵の地形なりここは救いの池になる」と工事着工を決意したらしい。[写真資料] そう考えると先人の功績は凄まじく大きく こんなダムで バスフィッシング ができる事は実に誇らしいと思う。*wiki-jpより抜粋


プリプラクティス

今回は3日間ミッチリと練習に入る事ができた。天候は終日変化があり 雨が降ってきたり、晴れたりと安定しない日が続いた。その3日間は 魚探掛け を行なった。狙う推進をピッタリと把握する事が前提となった。全ては大会本番で釣ればいい。


今回は思ってもいなかった事が一つだけあった。それはハス(ケタバス)の存在だ。この魚はバスよりも活性が高く 水中のワカサギを食い散らかしており、まさに動く魚雷。毎回 魚探に映る映像が メチャクチャ で沖の魚を狙うのを難しくさせた。結局、当日は 沖のスクリーングフィッシュ を狙うのを諦めざる終えなくなった。様々な自然環境がトーナメントを難しくします。


ミーティング挨拶、スタート

朝の7:00に受付が始まります。2018年 近畿Aブロックは 述べ392名 の総エントリー数から 各チャプター 上位15% の選手だけがエントリーを許される本大会。本日は43名のエントリーとなった。この43名から8名を更に選出するのが、今大会の趣旨となる。ミックスマッチエントリーでは 山本選手と粟津選手と私とて「チーム琵琶湖」でエントリー。


いよいよミーティングが始まります。参加する選手は 最強ヒューマン生から 元 JBトップ50の選手 や 各チャプター、JBシリーズ の年間チャンピオンが名を連ねる。今回の注目選手陣は 地元ローカル勢 の兵庫・北兵庫の選手達だ。兵庫県は奈良県の七色ダムや池原ダム、滋賀県の琵琶湖の存在で影が薄いが トーナメントスキル は全国トップクラスとなる。戦国ゲームで例えるならば “小国だが武力戦術は最強クラス” とも言うベキだろうか。全ては厳正ルールの元に行われる大会で不満は一切ない。


7:59 いよいよスタートです。ルールは5本の総重量(キーパーサイズは25cm)で競い合う。帰着時間は 13:30 まで に帰着カードを提出して終了となる。途中、ボートの操船や禁止エリアでのルール違反等があった場合は失格となる。


タックル紹介

本日の使用したルアーの紹介です。右上から下へ…①MOS社 アップラッシュ (ハーフカット) ②レインズ社 スワンプミニ (ハーフカット) ③ゲーリーヤマモト社 レッグワーム (194 リブカットバージョン) ④ゲーリーヤマモト社 レッグワーム (304 ノーマルバージョン) ⑤ノイケ社 リングカーリー ⑥アクティブ社 リーザーバーシンカー 1/11oz この湖は針の穴に何かを通すような繊細(フィネス)さが要求される。あとは岩場のスタックも多いので リーザーバーシンカー も重宝した。


朝一はフライト順が早かったので 入りたいポイントに入れた。狙ったエリアは赤土岬の馬の背のエグレ添いに ダウンショット や ライトキャロ を落としていくモノだった。とにかく、アウェイ戦なので “キッカセリアクションバイト” を意識させた。


釣果


岩盤に引っ掛けて “3シェイク1フォール” を繰り返すとヒット!


なんと 24.8センチ のノンキーパー!「頼むちょとだけ空気読んで背伸びしてくれ!!」


目の前では ローカルトーナメンター がロッドを次々に曲げていきます。魚が上流側にかなり動いている様子でした。あともうちょっとの何か…


結果

本日の上位5名。応援してくれた皆さん期待に応えられず 本当にすいません。いつか絶対に絶対に琵琶湖水系(西の湖&琵琶湖)の選手でタイトルは奪還します!! [大会結果] 本日の入賞圏内は 27cm(335g) の一本となった。優勝の谷口選手は ワカサギの回遊ルートにワームを入れ ワカサギより遅いスピードで ドラッキングさせて、岩か枝にブツけて 跳ねさせて 食い上げバイトを取るといった手法でした。ちなみに琵琶湖水系勢は 全員全滅…参加されました最強選手の皆さん、運営者の方々、お疲れ様でした。また来年もご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。P.S 来年も 近畿Aブロックチャンピオンシップ は東条湖で開催されます。