

今回は、リールの修理でよくあるネジ(ボルト)折れの救出作業です。舐めたネジや折れたネジの取り外しは簡単そうに見えますが、実際には知識や経験が必要となります。まず、スピニングリールのハンドルの構造は、左右どちらにも装着できるよう、ダブルスレッド(両側ネジ切り)仕様となっています。
下側のネジ山は右ハンドル用の正ネジ、上側のネジ山は左ハンドル用の逆ネジとなっています。これを知らずにハンドルの装着を無理な力で行ってしまい、誤ってシャフトネジ(ボルト)を折ってしまうケースが時々あります。
他人の失敗は笑い話で済みますが、自分のこととなると大変です。今回も、新品同様の14ステラのメインギア内部に、折れたボルトが残ってしまっています… このギアは、もう手に入りません。
ということで、先に内部に残っている残骸を取り出します。まずはフライス盤にギアをセットします。部材はステンレス(SUS304?)かと思われます。ステンレスは非常に硬いため、刃の選定を誤ると弾かれてしまうことがあります。
人によって考え方はさまざまですが、当方では溶剤を使用します。ステンレスに化学反応(しないよ!)を起こさせ、刃の食いつきを良くします。
一気にネジ込んでからの逆回転!
ほらきましたよ♪
取れました!ここで重要なポイントですが、ご自身でいろいろと“グニグニ”といじってしまったものは、持ち込まれても対応できない場合がありますので注意が必要です。この作業は、一発目の処置が非常に重要になります。
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