今回は ZERO-G EVOLUTION GVX 冴 704 KOTETSU MX の リールシート&グリップ一式 を最新モデルに入れ替え(換装)します。リールシートとは、竿にリールを固定するパーツの事で、リールの足を掴む部分をフードと呼ばれ、リールシートは大きく プレートシートとパイプシートに分けられており改造する事ができます。そんな リクエスト にお答えします。ムサシロッド リペア&カスタムズ では あなたのロッドを希望通りに 修理カスタム 致します。ロッド釣竿 に関する ご相談 お見積もりは こちらから お問い合わせ ください。
【最高峰】TCH技徳グリップ換装!ZERO-G EVOLUTION 冴 704 カスタムの裏側
今回のクライアント様から頂いた別のロッド写真。各部の純正パーツ(アルミチェック や ロゴキャップ)は 再利用して欲しいとのリクエストです。このグリップは 何が違うかといいますと…
こちら 富士工業製 TCH技徳シリーズ のグリップです。2023年に第1弾が発表されて以来、毎年新しいモデルがリリースされ続けています。なんといっても、高品質なチタンとカーボンの組み合わせが男心をくすぐります。ただ、これらのパーツは単体でも高額なため、既製品のロッドにはまず採用されにくいと思います。これらのパーツで生産すると ロッドの最終販売価格が跳ね上がってしまうのがその理由です。
だからこそ「自分でカスタムしてください!」ということなのですが、「ロッドのカスタムはハードルが高すぎる問題」があります。当店にご相談いただければ、パーツの発注から組み込みまで対応可能です。さっそくパーツを発注しました♪
グリップ分解&加工機材紹介
それでは作業に入り、グリップをバラしていきます。カスタムといっても「グリップを入れ替えるだけ」なのですが、これが一筋縄ではいかないのがロッドカスタムの難しいところです。そのため、専用の工具や機材が必要となります。よく「どんな機材を使っているのですか?」とお問い合わせをいただくので、簡単に紹介します。
まずは プロクソン社 卓上小型精密旋盤 PD250 の レールを延長したものです。主に外径の加工や内部のザグリ・エグリ作業に使用します。当店では加工用旋盤を4台所有しており、工程ごとに使い分けています。「安価な木工用旋盤で十分では?」と思われる方も多いかもしれませんが、ロッドビルディングには高い精度が求められるため、木工用旋盤では到底対応できません。加工精度は0.1mm以内に収めるのが理想です。おじさん個人が趣味で釣竿をいじる程度なら問題ありませんが、お客様からお代をいただいている作業となれば話は全く別です。
次に 東洋アソシエイツ社 精密卓上フライス盤 リトルミリング です。これはパーツの端面を平行に削り落としたり、円柱材をスライスしたりする際に使用します。中古パーツの加工や、既存の新品パーツを流用加工する際に抜群の威力を発揮してくれる相棒です。旋盤・フライス盤ともに単相100V仕様ですが、ロッドビルディングで加工する母材は主にアルミやスチールですので、スペック的にはまったく問題ありません。ただ、近年はこうした工作機械も値上がり傾向にあります。「安価な中華製でも使えるのでは?」と手を出すと、まったく役に立たない機材だった…ということになりかねません。そのため、信頼できるマシンが入手できるのであれば、今のうちに手に入れておくのがチャンスかと思います。
作業を進めていきます。今回も純正アルミパーツの内径を確保したりなんやらで色々とあります。バイトの刃も逆さにつけたりとか ヘンテコノウハウ みたいなのもあります。
完成!
こちらは、チャックを締めた際に「内部のパーツとフードの面が綺麗に揃うように」というリクエストでした。加工内容としては、旋盤を使用してリールシートの先端とチャックパイプの端面を削り落としています。精度が高いマシンを使うからこそこうした微調整が可能になり、仕上がりもバシッと決まって気持ちいいですね。
接着剤の流し込みもバッチリですね。今回の代金は 素材代金込みで 約58,000~88,000円 となります。グリップ素材 や デザインによって代金は大幅に変わります。ロッドの修理 や カスタムで お悩みの方は ご相談ください。修理カスタムの申し込みは こちら からお願いします。







