オーバーホールで受付けしました シマノ 22 ステラ C3000SDH (043894) [取扱説明書] です。ハンドルが逆転してしまい 使い物にならないそうです。今週末の釣行に間に合わせたいとの事で ご依頼を頂きました。自身でオーバーホールしてから 調子が悪い… 近所に釣具店が無い… このような ケースでお困りの方は お問い合わせ ください。ムサシオーバーホール 事業部ではスペアパーツも 豊富に在庫があります。
シマノ 22 ステラ C3000SDH のハンドル逆転現象を解消!オーバーホールのコツと費用を解説
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ギア用オイル&グリス、通常ベアリング用 オイル、ワンウェイクラッチ用グリス その他…補充完了!
まずはオープン!
特定の ツインパワー や ステラSW に起こっている 謎のハンドル逆転現象。原因は…
部品番号 55番 ローラークラッチ組み(ワンウェイクラッチ) によるモノです。多数の不良品が混入しているようで 交換しか修理方法はありません。当店には 在庫はありますので迅速に交換対応が可能です。これでは次回の釣行には間に合いますね…
内部の ギア類 が痛んでいるかと思いましたが それ程の痛みはありませんでした。
スピニングリール の異音の原因でもある 部品番号 97番 ボールベアリング の痛み。ゴマすり器みたいな ゴリゴリ と底でなるような異音がありました。交換で対応となります。
オーバーホールの基本ステップは以下の通りです:①完全バラ ②完全洗浄 ③完全磨き上げ が基本です。[展開図]
ボディは洗浄して油を落として磨きます。
シマノ SRシリーズ には シマノ純正SRグリス を使用します。
クリアランス調整
今回は ベアリング を新品に変えるので ベアリング公差(はめあい) なる調整を行います。これは ステラ や ヴァンキッシュ 等の スピニングリール には 傘歯車 が 使用されており 密接精度 が高く 調整が しっかりとなされているので 新しい ベアリング を入れると フィーリング や ギア圧 が変わってしまいます。また 古いグリス(垢)を落とすという事は 痩せてしまう という表現でもいいかもしれません。最終的なシム調整幅は 0.1~0.5mm にて 行っています。俗にいう バックラッシュ の調整です。
今回入れる(前回はいっていた) ベアリング幅 4.00mm に対して 実測は 3.99~3.98mm 幅 なので サイドベアリングを2つ交換した場合は 0.3mm位の クリアランス が発生します。この調整をしないで リール を組み上げた場合は ギア に 古い跡 と 新しい跡 がついてしまい おかしな フィーリング になってしまいます。(キリキリ鳴ったり、途中、ガッコンと落ちます) また新しい ギア を入れる作業も同等の 調整 が必要となってきます。
ベアリングに異常がないか チェック を入れます。
ドラグ周辺の異常は見受けられませんでした。今回の代金は 8,000円+パーツ代金 でした。リールのオーバーホール&メンテナンス、修理チューンはお任せください。リールは大切に!修理オーバーホールの申し込みは こちら からお願いします。