今回は 近畿Aブロックチャンピオンシップ2019 に参戦するために 兵庫県東条湖 まで行ってきました。チャンピオンシップ とは 各NBCトーナメント の年間上位15%の選手に出場権を与え 競わさせるといったモノ。いわゆる 地区大会 から 県大会、将来的に有名になる アングラー は殆どが通る “登竜門” といっても過言ではないと思います。近畿地方には フィールドが沢山あるので A B C と3パートに分散させて大会を実行する。琵琶湖水系は 近畿Aブロック にあたる。この大会で上位8位内に ランクイン すれば 次戦の 決勝大会 in 七色ダム(ファイナル) に駒を進める事ができる。


天気予報

本日は 途中からノーシンカー等のリグを操作できない程の 風がやや強く吹いた。


東条湖の経済

今年も東条湖に来れる事になったので 前回の歴史に続き 運営関係を調べてみた。東条湖の周辺には昔栄えていたような場所が数件あり、昭和の商業産物といったような感じで 食堂やお土産コーナーみたいな 既に閉店した お店がちらほらある。2002年まで東条湖には デキシークイーン という 大型回覧船 までが運行していた。またレンタルボート店に訪れるお客さんも少なく 利用料金もそこそこ安い。建物の敷地、スタッフの人件費 や 固定資産税等々、ざっくり計算しても採算が取れていないと思った。経営はどうなっているのかと他人事だが 気になっていた。まずこの辺は 清水東条湖兵庫県立自然公園(加東市東条町)という リゾート地 となっており別荘やホテル、ゴルフ場 遊園地が建設されている。この辺を管理しているのが 安達事業グループ という会社で ダムの建設までに関わっていた一族らしい。その東条湖を管理しているのが 子会社の 公友不動産株式会社 らしく、東条湖の使用許可を三年、五年毎に 国に申請して 特別使用許可 を受けているらしい。(恐らく何かしらの恩があるのかな?)昔から不思議に思っていた事の一つで なぜ 国の所有地であるダムを商業利用できのか?という事の謎がようやく溶けた。それでも周辺のホテルや遊園地の稼働率は比較的 よい感じで週末になると訪れるお客さんも多くみられる。


プリプラクティス

今回は事前の東条湖チャプターも入れて4日間ミッチリと練習に入る事ができた。例年よりも気温水温も高く 魚の食べてる餌も豊富で 小エビ から ワカサギ、ハス子 と何でも捕食していた。自分は去年の経験もあるので ディープラインの回遊ルートなるモノを探す事に力を入れた。いい場所にワームを入れれば簡単に食わせれる感じだった。ただ魚が動き出すのが 水温の上がる 11:00頃からと難しい状態だった。それなので 対策に応じたポイントを ABCDEF と数点用意して 他のポイントには一切キャストはしなかった。


ミーティング挨拶、スタート

朝の6:45に受付が始まります。2019年 近畿Aブロックは 述べ333名 の総エントリー数から 各チャプター 上位15% の選手だけがエントリーを許される本大会。本日は37名のエントリーとなった。この37名から8名を更に選出するのが、今大会の趣旨となる。ちなみに自分が権利を獲得したのは チャプター琵琶湖 総エントリー人 88名 からで権利行使したのが 2人 のみとなった。


いよいよミーティングが始まります。参加する選手は 最強ヒューマン生から 元 JBトップ50の選手 や 各チャプター、JBシリーズ の年間チャンピオンが名を連ねる。今回の注目選手陣は 地元ローカル勢 の兵庫・北兵庫の選手達だ。兵庫県は奈良県の七色ダムや池原ダム、滋賀県の琵琶湖の存在で影が薄いが トーナメントスキル は全国トップクラスとなる。戦国ゲームで例えるならば “小国だが武力戦術は最強クラス” とも言うベキだろうか。全ては厳正ルールの元に行われる大会で不満は一切ない。


8:01 いよいよスタートです。ルールは5本の総重量(キーパーサイズは25cm)で競い合う。帰着時間は 13:30 まで に帰着カードを提出して終了となる。途中、ボートの操船や禁止エリアでのルール違反等があった場合は失格となる。


難しかった今大会

いきなりなのだが 今大会はかなり難しかった。大会の前日と前々日に纏まった雨が降り 約2メートル程の 急増水となった。(写真左が増水前、右が増水後の写真) というのも自分が狙っていた8mラインの 大岩の影 や がれ場 が12mラインになってしまっていた。また ワカサギ も13m位に移動してしまっていた。


朝一はフライト順が早かったので 入りたいポイントに入れた。それでも狙うレンジは変えずに 12mライン の 地形でパターンを練ったが コン というアタリが一回 あっただけだった。それから交互に 何度も 5mライン のフラットを巻きで攻めてみたが 全く当たらず。約8箇所のポイントも全滅だった。雨の影響かえらく活性が低くなっていた。


落水事件

まあ仕方がないなと思いながら 無念のゼロフィッシュ帰着申請。ただこれだけでは 東条湖の神様 は許してくれなかった。その後に「チキショー」と財布をボートデッキに叩き付けたら バビョ~ンと勢い良く水面に飛んで行き ポチャン と落ちた。ヤバイ!と思った次の瞬間、自分は水中に飛び込んで 水中2m下まで平泳ぎして 見事水中でキャッチした。ほっとして ボートレールに 掴んで上がろうとしたら ノッドが纏まって 転がり落ちた。


ドボドボに濡れながらの最悪な結果となってしまった。結局、カスタムしてたロッドも救出できず…西の湖に続き 東条湖へもタックルを奉納となった。手伝ってくれた 中村さん 北風君。本当にありがとうございました。


結果

カメラも結露…本日の上位5名。応援してくれた皆さん期待に応えられず 本当にすいません。[大会結果] 今大会はパターンというパターンなく 自分流に釣ってくる人が多かったです。参加されました最強選手の皆さん、運営者の方々、お疲れ様でした。また来年もご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。P.S 来年は NBCチャプターヒューマン大阪校 にも参戦しようと思います。一緒に参加してくれる方お待ちしています。


今大会のチーム戦は なんと西の湖が優勝した。あとメンバーの 兒丸選手が準優勝した 彼は熱心に釣り方を研究している アングラーで最近は入鹿池に足を運んでいて ワカサギパターン を習得している。彼とは朝一からエリアが同じ所で釣りをしていたが 彼は “深く広く 浅く狭く” と自分とは全く逆のパターンだった。兒丸君おめでとう!決勝がんばれ。