今回はオーダーを受けました ノースフォーク NORTH FORK MB709-1 スピニングロッド の カスタムロッド を組み立てます。以前に フィッシングショー で当店を見かけてくれたそうです。ありがとうございます😀 使用用途 は カバーフィネス専用機のご依頼を頂きました。ムサシロッド リペア&カスタムズ では あなたのロッドを希望通りに 修理カスタム 致します。ロッド釣竿 に関する ご相談 お見積もりは こちらから お問い合わせ ください。


【ノースフォーク MB709-1】カバーフィネス専用機!極上カスタムロッドビルド

今回の使用するブランクの詳細です。使用する番手は MB 709-1 のモノを使用します。フロッグルアー や ペンシルベイト用 のモノを流用します。グリップは中通し一本の どストレート 一本モノ で仕上げます。

• レングス (Length): 7フィート0インチ(約213cm / 84インチ)
• 継数 (Pieces): 1ピース
• パワー (Power): Mag Heavy (マグヘビー)
• アクション (Action): モデレート・ファスト (Mod-Fast)
• ルアーウェイト (Lure Weight): 3/8 – 2 oz(約10g〜56g / 実用目安 20g〜60g)
• ラインウェイト (Line Weight): 14 – 30 lb
• バット径 (Butt): 0.57インチ
• ティップ径 (Tip): 6
• 自重 (Weight): 約2.85 oz(デルタLMX等の場合)

主な特徴・用途

• 適した釣り・大型フロッグ カバー周りでのスキッピング、ヘビーカバーのバスフィッシング、あるいはやや重めのハードルアーやパイク・大型魚狙い。
• 素材ラインナップ: IM(IMグラファイト)やデルタ (Delta LMX) など複数のマテリアルグレードが存在します。
• 使用感: 強靭なバットパワーを持ちつつも、モデレートファストテーパーによりルアーをしっかり乗せてキャストしやすく、魚を掛けた後はスムーズに曲がって追従します。



カバーフィネス釣法とは?・・・障害物(カバー)の近くや隙間に軽い仕掛け(フィネスリグ)を送り込み、スレたバスなどの魚を狙う釣りのスタイル、またはそのためのタックル(道具)やフックのことです。

カバーフィネスの主な特徴

• 繊細さと強さの両立: 小型で食わせ能力の高いワームやライトリグ(ネコリグやスモールジグなど)を使いながら、障害物に負けない強めのタックルで引きずり出す。

• 手返しの良さ: ベイトタックルや、PEラインを組み合わせたベイトフィネス/パワーフィネスを活用し、ピッチングやフリッピングでテンポよくカバーを撃つ。

• 専用フックの存在: 障害物への回避力を高めるため、ブラシガード付きのマスバリやオフセットフック(例:カツイチの「カバーフィネスHD」など)が使われることが多い。


スパイン出しからグリップ組み立て

まずは スパイン出し作業 を行います。*過去作業内容を参考にしてください。[詳細]


次にグリップを組み立てます。今回のリクエストは フジ工業 MORE コラボ商品 フルカーボンタイプ で依頼を頂きました。


全周カーボンで巻かれている 次世代のグリップとなりカッコイイですね~ 早速グリップを組み立てて行きます。*過去作業内容を参考にしてください。[詳細]


これに圧縮をかけてグリップに装着していきます。不可能は可能にします~ 装着!


エンドグリップも装着!*過去作業内容を参考にしてください。[詳細]


完成!カッコイイですね~


ガイド取り付けからアライメント調整

DAIWA ダイワ 12 エメラルダス AGS 91ML (01474105) (4960652873598) ガイド修理写真次にガイドの取り付けです。今回もトップガイドを抜いて10個での設計を提案させて頂きました。理由はリールが少し前のタイプをセットしているという事と 他のロッドも少し古いタイプのモノを使用されていたからです。別にそれらの スタイル や 好み には優劣をつける必要はありません。基本はガイド径が大きければ減らして 小さいならば増やすですね。


次にガイド位置の設定です。一流メーカーに勤務するロッドビルダーは 計算式 でガイド幅を割り出します。そんな 方程式(イコエージョン) は 上記となります。Lは全長、S1は初期幅、rはレシオ公比、10はガイド数 です。リールシートの位置やグリップ長に合わせて、トップガイドから元ガイド(第10ガイド)までの有効長(総スパン \(L\))を150cmに設定(ベリー支点部分)、公比 \(r = 1.12\) 前後で見てみます。この 公比(ガイドレシオ) を変更する事でいくつかの候補(プロトタイプ)を製作してテストするのが いわゆる実釣テストとなります。候補といっても3タイプあれば 十分です。


S1~S10はガイド幅間隔 となり 各数値は必要に応じて変更します。



pythonコードは こちら オリジナルロッド のガイド配置をデザインしよう!/

import numpy as np

# 仮定1: ガイド数10(間隔10個、トップ除いて10個=総数11個とする)
# 7ft = 213.36 cm
# トップからバットガイド(第10ガイド)までの総距離 L を仮定する。
# 7ftのロッドで、バットガイドの位置をティップから 150 cm とする。
L = 150.0
n = 10
# S_1(最初の間隔)を 8.0 cm と仮定して、合計が L になるような r を求める
# L = S_1 * (r^n - 1) / (r - 1)
# f(r) = S_1 * (r^n - 1) - L * (r - 1) = 0
from scipy.optimize import fsolve
def find_r(S1, L, n):
    func = lambda r: S1 * (r**n - 1) / (r - 1) - L
    # 初期値の推測: rは1より少し大きい
    r_initial = 1.1
    r_val = fsolve(func, r_initial)[0]
    return r_val

S1_vals = [8.0, 8.5, 9.0]
for s1 in S1_vals:
    r = find_r(s1, L, n)
    intervals = [s1 * (r**i) for i in range(n)]
    cum_dist = np.cumsum(intervals)
    print(f"S1={s1}, r={r:.4f}")
    print("各間隔:", [round(x, 1) for x in intervals])
    print("累計距離:", [round(x, 1) for x in cum_dist])
 

ガイド取り付け ガイドセンター出し、アライメント調整

ノースフォーク NORTH FORK SWB 807 オリジナルロッド設計&組み立て写真次に ガイド を取り付けます。先程のガイドを数値に合わせて上からズラリと配列して行きます。そして ガイド の センター 出し、アライメント調整 なる作業があります。普通に目で合わせて 印 を入れればいいと思いますが センター は 必ずといって良いほど ずれます。100個作ったら 100個ずれてます。そこで使用する治具が フライロッドビルダー御用達 の アライメントアジャスター です。 *過去作業内容を参考にしてください。[詳細]


ピシッとね!


スレッド巻き と ロゴ入れ

次にスレッドを巻いて行きます。


実物は見本より綺麗なスレッドですね~ *過去作業内容を参考にしてください。[詳細]


クルクル~とね!


ノースフォーク NORTH FORK MB709-1 オリジナルロッド設計&組み立て次に ロゴ入 れと スペックシート を入れます。クライアント様のリクエストで当店の アーミーロゴ も入れさせてくださいました。今回は NORTH FORK 標準シルバー を キャンセル して白 x 白 で仕上げました。


ノースフォーク NORTH FORK MB709-1 オリジナルロッド設計&組み立て張ってから 吹き上げ~ カッコ良くなりました。


完成!今回の代金は部材代金込みで 約100,000~145,000円 となります。グリップ素材 や デザインによって代金は大幅に変わります。ロッドの修理 や カスタムで お悩みの方は ご相談ください。修理カスタムの申し込みは こちら からお願いします。