リールの修理改造・最近の施工例
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MASTER
キーマスター今回はリールのオーバーホールで使用する 治具/スペシャルツール (SST) を紹介します。これは ローラークラッチ/ワンウェイクラッチ ベアリング や 金属製ブッシュ を 圧入or取り外す 道具(非売品) です。名前は 「シマノ君」といいます 😄
上下の アダプター には リール や ワーク(部材) に傷が付かないように ナイロン削り出し で 加工製作されています。使い方は簡単で…
ハンドルの上下で プッシャー が降りてきて 部品を 押し出し/引っ張り上げ ます。緯圧力は 約15キロ程とかなりの 力 があります。
先端は アダプター式に改造してあるので その他のアタッチメントも使用できます。
ベアリングプーラー や プッシャー などなど。塩噛みした 筒状のモノ等を抜く時には 抜群 の力を発揮します。底面はくり抜かれているので 抜けない ロッド等にも応用できます。その他にも リベット のカシメの増し締めにも使用可能。
使用の応用例としましては カルカッタコンクエスト の ベアリング を入れます。これらの ボディ は アルミ製 ですので 叩くと直ぐに曲がってしまいます。
プシュ~
セット完了!こちらの 工具が役に立つ時は 石鯛 や クエ等 の 4000番リール等の部品交換です。その他にも アブ製 リールなんかも ローラークラッチベアリング の 固定箇所 を 微妙 に動かして微調整します。リール修理 や メンテナンス には 業務用 の 専用工具 が必要となりますので 壊さないように注意してくださいね。
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MASTER
キーマスターシマノ用 スタードラグベアリング (NSK日本製) の入荷です。初代アンタレス から 10カルカッタコンクエストDC までまで。スタードラグ の 根元 に使用されている 通称:スタードラグベアリング です。黒いカラー(スペーサー) に 圧入されている シマノ社 独自規格 の 部品 となり 該当するモデル、全機種共通パーツです。
ハンドル の 支柱を支える ベアリング ですので 常に静音かつスムースな回転が要求されます。ベアリングですので ゴリ異音 が 発生し 毎回の 点検交換は 必需 ですが、何故か 既に 廃番 パーツになっており 手に入りません。
当店で別注で製作したモノです。スペーサーも日本製です。インナーチューブ が入るモノで 縦のクリアランスは それ程重要 ではないと思いますが… 純正モノ は 15.80ミリ に 対して 15.90ミリ で設計してあります。カチッ!とハマります。
使用されている機種一覧:
04カルカッタコンクエスト250DC (018762) 5RH464250
04カルカッタコンクエスト101DC (018663) 5RH463101
04カルカッタコンクエスト100DC (018656) 5RH462100
03カルカッタコンクエスト201DC (017512) 5RH461201
03カルカッタコンクエスト200DC (017505) 5RH460200
04カルカッタコンクエスト51S (017512) 5RH460200
04カルカッタコンクエスト50S (019271) 5RH44A050
05カルカッタコンクエスト401F (018533) 5RF525401
05カルカッタコンクエスト400F (018526) 5RF524400
04カルカッタコンクエスト301F (018519) 5RF523301
04カルカッタコンクエスト300F (018502) 5RF522300
07カルカッタコンクエストスミイカスペシャル (022196) 5RF570000
01カルカッタコンクエスト51 (015822) 5RH447051
01カルカッタコンクエスト50 (015815) 5RH446050
01カルカッタコンクエスト101 (015662) 5RH443101
01カルカッタコンクエスト100 (015655) 5RH442100
00カルカッタコンクエスト201 (015044) 5RH441201
00カルカッタコンクエスト200 (015037) 5RH44020011カルカッタコンクエスト51DC (27023) 5RH680051
11カルカッタコンクエスト50DC (027016) 5RH680050
09カルカッタコンクエスト201DC (022820) 5RH560201
09カルカッタコンクエスト200DC (022813) 5RH560200
10カルカッタコンクエスト101DC (022806) 5RH560101
10カルカッタコンクエスト100DC (022790) 5RH56010099スコーピオンアンタレス5左 (014559) 5RH224000
99スコーピオンアンタレス5 (014542) 5RH223000
99アンタレスバージョン2ARB (017178) 5RH222001
99アンタレスバージョン2 (014535) 5RH222000
99スコーピオンアンタレス左 (014177) 5RH221000
98スコーピオンアンタレス右 (013583) 5RH22000006アンタレスDC7左 (020079) 5RH493000
06アンタレスDC7 (020062) 5RH492000
06アンタレスDC左 (020055) 5RH491000
06アンタレスDC (020048) 5RH490000 -
MASTER
キーマスター今回は リール用 の スペシャルツール (特殊工具/SST) についてです。ここ数年 リール に スペシャルツール仕様 なるモノが登場してきました。これは 鍵工具 みたいなモノで その工具がなければ リール が 分解 できない仕組みで 設計 されています。
写真は ダイワ 22セルテート6000SW ですが リールボディ にネジ類が一切 使われてない いわゆる モノコックボディ というデザインです。代わりに 写真の様に 三爪 (赤い部分) のかける場所があります。この プレート が ネジ式 に開閉される仕組みです。ここで 注意して欲しいのは 無理矢理 マイナスドライバー や ラジオペンチ で こじったり 叩いたりしたりする方が よくいますが リールを壊してしまうので絶対にしないでください。
そこで登場するのが 特殊ドライバー です。この工具を使用すれば 容易に 開閉させる事ができます。ダイワ社 は ディスクレンチ と呼んでいるようです。
この ディスクレンチ を使用すれば ガッチリ と ホールド して エンジンプレート(ドライブギアハウス) を回す事ができます。写真は撮影用ですので そのままあててますが 実際には マスキングテープを巻いて リール本体に 傷が付かないように使用します。
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MASTER
キーマスター今回は メーカーさんが施工してくれない ピニオンギア の メンテナンス作業の紹介です。古いリール で ローター(スプール) の 上下運動 が 重かったり…引っ掛かり があるリールがよくあります。これは ピニオンギア内部 の 磨耗 や 傷が考えられます。
傷といっても目視できるモノではなく 段差(線傷) が付いてしまっております。これが上下運動の邪魔をしているようでした。普通に 修理すると メインシャフト の ピニオンギア の交換をする訳ですが 部品が高額、もうすでに 部品がないという 問題があります。そこで 研磨(慣らし)作業を入れます。
サンドペーパーで研磨 するのではなく 塩素系溶液を混ぜた コンパウンド で研磨します。肌の調整というか 空気の調整みたいな作業と呼んだ方が掴みやすいと思います。ここで メインシャフト と ピニオンギア の間にクリアランスが発生してしまった場合は オイルを使用して 微調整 が必要です。
あとは ベアリングは2種類のオイルで洗浄です。リールの番手ごとに 回転の調子(粘土)を整えます。車のエンジンオイルと同じ考え方ですね。クリアランスを抑えたい場合は 粘度 の高いオイルグリス、クリアランスを下げたい(回転を上げたい場合)は 粘度の低い サラサラオイルグリス を使用します。スピニングリール用 の ベアリング類 はパーツクリーナー で洗っては絶対にダメです。理由は 回転軸 の一部分となるので 脱脂してしまうと シャリシャリ と音鳴りが発生してしまい オモチャ みたいなリールの感覚となってしまうからです。よくおられます…
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MASTER
キーマスター今回は リール に使われている 通称:ローラークラッチベアリング を交換します。(ベアリング は各メーカーによって 呼名 は違います。ワンウェイクラッチベアリング、インスタントアンチリバース ローラー クラッチ、ニードルベアリング 等々) まずは ベアリングを抜きたい所ですが アブ アンバサダー モラム や シマノ 初期型 カルカッタ や コンクエスト はベアリングが圧入されているので 写真の様にソケットをあてて ハンマー等で絶対に叩いてはいけません (過去の経験から) 他にも ベアリングとボディが錆びで固着しており ボディ が変形してしまう可能性もあります。プレミアムリール が一瞬で壊れてしまいます。
写真は シマノ カルカッタ シリーズ ~04 モデル です。ベアリングホルダー、アルミボディ 受け が リベット で固定されております。この箇所が 叩くと直ぐにダメ になってしまいます。
そこで ベアリング脱着時には 写真のような スペシャルツール (非売品) を使用します。エンジン の クランクを引き込む道具と同じで ベアリングの スリーブ中心 に圧をかけてゆっくり引くものですので ボディ には一切 負担がかかりません。
ボディ の枠には力をかけないで 引き抜きます。*写真は一部 省略 🙂
ボディ の枠には力をかけないで 挿入します。*写真は一部 省略 🙂
現在ネット上に まるまる リールには 中華製のモノが代用できるとか シマノ製にダイワ製が 利用 できるとか…誤った情報が出回っております。それらのパーツは 内径/外径 ともに微妙(1/100 mm 単位)に違うケースがあり リールを壊してしまう方がおられます。圧入モノですので 取り返しはつかなくなります。必ずメーカー指定(型番)の商品をお使いください。
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MASTER
キーマスター今回は自身で分解に 失敗して舐めてしまったネジを外します。普通に舐めてしまったのなら解りますが 自身で色々と調べて外そうとしてからの依頼です…こうなるとまた難易度は上がりますね。
なんとか外せました。こういう作業は業者に頼んでもほぼ 99% 断られます。舐めてしまった場合は 道具や素材溶剤の知識がない限り 作業は進めない方がいいでしょう。
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