今回はオーダーを受けました ノースフォーク NORTH FORK SWB 807 (日本限定) の カスタムロッド を組み立てます。以前に フィッシングショー で当店を見かけてくれたそうです。ありがとうございます😀 使用用途 は DRT社 クラッシュ9 デッドウォーク(首振り・デジタル巻き)専用機のご依頼を頂きました。ムサシロッド リペア&カスタムズ では あなたのロッドを希望通りに 修理カスタム 致します。ロッド釣竿 に関する ご相談 お見積もりは こちらから お問い合わせ ください。


【ノースフォーク SWB807】DRT クラッシュ9専用機!フルカスタムロッドビルド

今回の使用するブランクの詳細です。KRUSH 9 は 100グラム前後で 軽くピッチング で周辺のストラクチャーに絡めていきたいとの事でした。使用する番手は JDM SWB 807-1(IM) 大型スイムベイト用のモノを使用します。グリップは中通し一本の どストレート 一本モノ で仕上げます。

1. レングス(長さ): 8フィート3インチ(8’3″)約251cm
2. 継数: 1ピース
3. ルアーウェイト: 2 – 8 oz(約56g〜226g)
4. ラインウェイト: 17 – 40 lb
5. アクション: Fast
6. パワー: Mag Light(ヘビー〜エクストラヘビー相当)
7. 用途: 2オンスから8オンスクラスのスイムベイト、グライドベイト、アラバマリグなどを快適にキャスト・操作するために特化しています。
8. 素材: IM(Intermediate Modulus)中弾性カーボン素材を使用し、粘り強さとトルクを重視。ビッグベイトの重みをしっかりロッドに乗せてロングキャストでき、魚を掛けた後は追従して曲がりバラシを減らす設計となっています。


クラッシュ9 の デッドウォーク釣法とは?・・・クラッシュ9のセッティングの一つである「ノーマルリップ + モードAテール」などの組み合わせで繰り出される水中ドッグウォーク(ジグザグアクション)のことです。

動きの特徴: ロッド(竿)をゆっくりと一定のテンションで操作することで、ルアーが水面下で左右に大きく、ネチネチと首を振るようにジグザグに泳ぎます。

効果: 移動距離を抑えながらピンポイントでじっくりと魚を誘うことができるため、障害物の周りや浅いエリア(シャロー)に潜む警戒心の強いビッグバスを騙して釣るのに非常に有効なテクニックとされています。


スパイン出しからグリップ組み立て

まずは スパイン出し作業 を行います。*過去作業内容を参考にしてください。[詳細]


次にグリップを組み立てます。今回のリクエストは ノースフォーク社製 EFX カーボンテックスグリップ で依頼を頂きました。全周カーボンで巻かれている 次世代のグリップとなりカッコイイですね~ 早速グリップを組み立てて行きます。*過去作業内容を参考にしてください。[詳細]


装着!


エンドグリップも装着!*過去作業内容を参考にしてください。[詳細]


完成!次は上部…


フォア側もピシッ!と揃えます。


このカーボンエッジで 指を切りますので 旋盤で面取りもします。完成!


ガイド取り付けからアライメント調整

次にガイドの取り付けです。今回もトップガイドを入れて10個での設計を提案させて頂きました。理由はリールが少し前のタイプをセットしているという事と 他のロッドも少し古いタイプのモノを使用されていたからです。別にそれらの スタイル や 好み には優劣をつける必要はありません。基本はガイド径が大きければ減らして 小さいならば増やすですね。


次にガイド位置の設定です。一流メーカーに勤務するロッドビルダーは 計算式 でガイド幅を割り出します。そんな 方程式(イコエージョン) は 上記となります。Lは全長、S1は初期幅、rはレシオ公比、10はガイド数 です。リールシートの位置やグリップ長に合わせて、トップガイドから元ガイド(第10ガイド)までの有効長(総スパン \(L\))を160cm〜170cmに設定(ベリー支点部分)、公比 \(r = 1.10〜1.12\) 前後で見てみます。この 公比(ガイドレシオ) を変更する事でいくつかの候補(プロトタイプ)を製作してテストするのが いわゆる実釣テストとなります。候補といっても3タイプあれば 十分です。


S1~S10はガイド幅間隔 となり 各数値は必要に応じて変更します。今回は 3タイプ を用意し A:標準セッティング を選びました。次に全長と公比を変えたタイプを3例グラフ付きで出してみます。



トップ から バット(右方向)に向かって、ガイドの間隔が等比級数的に広がっていく様子です。(パターンA・B・C の比較)当たり前の事ですが 総スパンL が 伸びれば 自重負担 も重なり曲がる幅も大きく(増幅)します。ちなみに シマノさん はこれらの プロトタイプ に重さを加えて 破壊試験 なんかもやっていますね~


ガイド取り付け ガイドセンター出し、アライメント調整

次に ガイド を取り付けます。先程のガイドを数値に合わせて上からズラリと配列して行きます。そして ガイド の センター 出し、アライメント調整 なる作業があります。普通に目で合わせて 印 を入れればいいと思いますが センター は 必ずといって良いほど ずれます。100個作ったら 100個ずれてます。そこで使用する治具が フライロッドビルダー でお馴染みの アライメントアジャスター です。 *過去作業内容を参考にしてください。[詳細]


ピシッとね!


スレッド巻き と ロゴ入れ

次にスレッドを巻いて行きます。今回のリクエストは 米国製フジ工業 オーロラスレッド(日本未発売) で巻いて行きます。アラスカの空に見える オーロラ を イメージ して スレッドに落とし込みます。


実物は見本より綺麗なスレッドですね~ *過去作業内容を参考にしてください。[詳細]


トップガイドも仕上げて行きます。


クルクル~とね!


次に ロゴ入 れと スペックシート を入れます。クライアント様のリクエストで当店の アーミーロゴ も入れさせてくださいました。


そしてクリアコーティングを施します。


完成!今回の代金は部材代金込みで 約120,000~165,000円 となります。グリップ素材 や デザインによって代金は大幅に変わります。ロッドの修理 や カスタムで お悩みの方は ご相談ください。修理カスタムの申し込みは こちら からお願いします。