この記事では過去の オーバーホール業務実績(200個体 )の中から実例を踏まえて「良く壊れる部品と対処方法」を残しておきます。今回は シマノ社 ’15 メタニウムDC 左 [展開図] を引用していますが、実際にはリール自体の 個体差 もあるので、トラブルや故障の原因は ケース バイ ケース です。リールは大切に使用して 長く使って頂きたいと思います。

良くあるリールの故障と予防対策

目次:
①ドラグの効きが悪い、効かない
②クラッチがきれない、クラッチの戻りが悪い
③レベルワインド周辺が重い、動きが詰まる
④巻き心地が悪い、巻いた時に異音


①ドラグの効きが悪い、効かない

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ブラックバスに ドラグ機能 は必要ない という アングラー も多いが、55オーバーの ブラックバス や 他魚種 (コイやレンギョ) がヒットした時には間違いなく必要になる機能だと思います。ドラグ は ラインブレイク や フック伸び、ロッドの破損 を防ぐ セーフティー機能 である事は 忘れないで欲しいと思います。またフィールド や 季節によっては 魚の特性(突っ込みや暴れ方) も違うので湖上で多様する時も多いです。34番と36番の ドラグワッシャー は同時に交換する。

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②クラッチがきれない、クラッチの戻りが悪い

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クラッチの機能は主に2つの バネ から成り立っています。172番のクラッチバネは クラッチ を切った時に作動、60番のバネは クラッチ が戻る時(ハンドルを回した時)に作動します。169番は ハンドル の駆動を 伝達する為のパーツ。いずれも この4点のパーツは破損や ヘタリは ある日突然、発生します。週末アングラーで 2年毎には 必ず4点 まとめて交換して頂きたいと思います。

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③レベルワインド周辺が重い、動きが詰まる

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レベルワインド内部 に何らかの原因で 小石 やゴミ が混入して回らなくなる、ウォームシャフト にキズが付き 詰まる 等の 症状 があります。これらの動作を確認するには分解して レベルワインドユニットのみを 指で回して確認するしかありません。これらのパーツは殆ど 交換する必要はありませんが 48番, 49番,50番の組み上げや クリアランス が 悪さ している場合があります。動作の音や重さが気になる方は 41番,50番,53番,55番の 4点パーツを同時に交換して頂きたいと思います。動作の重さは グリスの粘度 で調整できます。基本リールの駆動部分で一番 重く回したい箇所でもあります。

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④巻き心地が悪い、巻いた時に異音

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巻き心地 感覚はリールの中で一番難しい所でもああります。理由はリールを使用する人の 感覚 で良好な状態でも ダメ出し をする方も 居れば、ギアが欠けていても普通に使用してたりする方も居たりします。気になる方は 図の4点部品(約8000円)を交換して新品状態にするのが 一番無難だと思います。それ故に プラス 2000円の 技術料が発生して、約1万円コースになるのがメーカー対応で妥当だと思います。 仮に ギア のみを新品にすると ベアリング の ノイズ が感じられるようになったりと “感覚的なリクエスト” が更に入ってきます。上記 165番,168番,70番,27番。そして101番のワンウェイクラッチベアリングもセットで 交換 して頂きたい。そして 最終的には 自信の感覚 をリールに 近ずけて頂く他ありません。

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